マフラータオルは、スポーツ観戦やコンサートなどでよく見かけるグッズのひとつです。
応援のときに掲げたり、記念品やお土産として購入したりするのが一般的ですが、普段の生活ではどのように活用していいか悩んでしまうところです。
そこで今回は、実生活でのマフラータオルの使い道に困っている方向けに、マフラータオルの特徴と、有効な活用法をご紹介します。
マフラータオルとは、細長いタオルのこと
マフラータオルとは、名前の通り、マフラーのように首にかけたり、巻いたりすることができる細長いタオルのことです。
長さは100~110cm前後、幅は20~25cm程度と細長い形をしており、一般的なスポーツタオルの半分程度のサイズになります。
あえてタオルの幅を小さくすることで、二つ折りにしなくても首にさっとかけたり、巻いたりすることが可能となっています。
中には、長さが120cm程度あるロング丈のものも存在しますが、一般的なマフラータオルはコンパクトサイズなので、極力荷物を小さくまとめたいスポーツ観戦やコンサートの時に重宝します。
原料には多くのタオルと同じパイル生地が使用されますが、ロゴやイラストなどをプリントした部分は、パイル生地のループ部分をカットしたシャーリング生地が用いられます。
マフラータオルの有効な使い道10選
マフラータオルはスポーツ観戦やコンサート以外の場でも、さまざまな使い道があります。
ここでは、マフラータオルの有効な使い道を10個ご紹介します。
1.スポーツ時の汗拭きに使う
スポーツをすると大量の汗をかきますが、汗をそのままにしておくと、目に入ったり肌がベタついて不快な思いをする原因になります。
マフラータオルを首にかけておけば、汗をかいたときにさっと拭きとることができるので、運動中の汗に悩まされにくくなります。
タオルを首に巻いておけば、ジョギング程度なら外れる心配もありませんので、運動の邪魔にもなりません。
頭部から流れる汗が気になる場合は、マフラータオルをはちまきのように巻くと、汗が目に入るのを防ぐことができます。
2.手拭き用のタオルとして使う
マフラータオルというと首にかけるイメージが強いですが、自宅では手拭き用のタオルとして使う方法もあります。
マフラータオルはハンドタオルに比べると長さがあるため、タオル掛けやハンガーにもかけやすく、普段使いに重宝します。
パイル生地のマフラータオルは速乾性にも優れているため、手拭きに使ってもしっかりと手の水を拭き取ることができるでしょう。
3.熱中症対策に使う
夏は気温・湿度ともに上がりやすく、熱中症にかかるリスクが高くなります。
熱中症にかかると、めまいや立ちくらみ、頭痛や吐き気、倦怠感などの症状が現れ始めるほか、重症化すると意識障害やけいれんが起こり、命がおびやかされる危険性もあります。[注1]
熱中症を予防するには、こまめな水分補給を行うと共に、体温の急激な上昇を防ぐ必要がありますが、そこで活躍するのがマフラータオルです。
水に濡らして絞ったマフラータオルを首にかけておくと、首の動脈を走る血液の温度が上がりにくくなり、体温の急激な上昇を防ぐ効果が期待できます。
[注1]公益社団法人 全日本病院協会|熱中症について
https://www.ajha.or.jp/guide/23.html
4.寒さ対策に使う
マフラータオルは熱中症対策に利用できると説明しましたが、逆に冬場の寒さ対策としても活用できます。
前述の通り、首には太い動脈が走っているため、首元にマフラータオルを巻くと血液が温められ、体温の低下を抑えることができます。
マフラータオルに使われるパイル生地は肌触りが柔らかく、首に直接巻いてもチクチクとした刺激を感じる心配はありません。高い吸水性によって蒸れも予防できるので一石二鳥です。
なお、首を温めると血行も良くなるため、首こりや肩こりの解消にも役立ちます。
5.紫外線対策に使う
スポーツ観戦やガーデニング、海・プールなど、屋外で長時間過ごす場合は、しっかり紫外線対策を行う必要があります。
紫外線を大量に浴びると、ただ肌が黒くなったり、シワやシミができたりするだけでなく、免役機能の低下や白内障、皮膚がんなどの疾患リスクにつながるおそれがあります。[注2]
首元にマフラータオルを巻いておけば、日光を直接浴びるのを防ぐことができるため、有効な紫外線対策になります。
[注2]環境省|紫外線環境保健マニュアル2020(P20)
https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
6.ボディタオルに使う
入浴時に体を洗うときのボディタオルとして活用するという方法もあります。
マフラータオルに使われている生地は、普通のタオルと同じパイル生地ですので、直接肌に使っても問題はありません。
マフラータオルは長さがあるぶん、背中に回して洗いやすいので、普通のタオルよりも使い勝手はよいでしょう。
7.枕カバー代わりにする
マフラータオルは横に細長い形状をしているので、枕の上にかぶせて両端を枕の下に敷けば、枕カバーの代わりとして活用することもできます。
パイル生地は肌触りが良いので、寝返りを打ったときに頬に触れても刺激を感じません。寝ている間にかく汗も吸い取ってくれるので、機能性は十分です。
枕カバーは意外と汚れやすいので、こまめに洗濯するのが理想ですが、吸湿速乾性の高いマフラータオルなら冬場でも乾きやすいので、寝具を常に清潔に保てるところも魅力のひとつです。
8.タペストリーのように飾る
スポーツ観戦やコンサートなどで販売されているマフラータオルには、スポーツチームやアーティストのロゴ、イラスト、文字などがプリントされています。
このようなデザイン性の高いマフラータオルの場合、自宅の壁などに飾ればタペストリー代わりになり、好きなチーム・アーティストのグッズに囲まれた空間を演出できます。
タオルなので、壁に飾るときはピンで留めることも可能ですが、穴を開けたくないというときは、額縁に入れて飾ってもよいでしょう。
中には、部屋の入口や廊下などにつっぱり棒を渡し、そこにマフラータオルを吊してカーテン代わり、のれん代わりにしている方もいるようです。
9.ほこりよけカバーにする
棚や机の上にむき出しのまま置いている雑貨や日用品は、放っておくと短時間でもほこりをかぶってしまいます。
そんなときは、マフラータオルを上にかぶせて、ほこりよけカバーとして活用してみましょう。
マフラータオルはそれなりの重量がありますので、軽いものや不安定なもののほこりよけには向きませんが、本やゲーム機、ノートパソコンなど、ある程度重量があって安定しているものであれば、倒れたり崩れたりする心配はありません。
長さのあるロングマフラータオルなら、姿見のカバーなどにも活用できるでしょう。
ほこりやごみが積もってきても、タオルなら簡単に洗濯できるので、常に清潔な状態をキープできるのもメリットのひとつです。
10.掃除に使う
マフラータオルはしっかりした作りになっているものが多いですが、日常生活で繰り返し使っているとだんだん汚れてきますし、吸水性も落ちてきます。
タオルの端がほつれてきたり、水をあまり吸わなくなってきたら、最後は雑巾として活用するのもひとつの方法です。
長さのあるマフラータオルを二つ折り、あるいは三つ折りにすればかなり厚みが増すので、床拭きから棚の上の掃除まで、幅広い場所の掃除に活用できます。
逆に広げて使えば、高くて手の届きにくい場所、たとえばカーテンレールに引っかけてレールの上を清掃することもできます。
一工夫でアレンジ!マフラータオルのリメイク方法
マフラータオルはそのままの状態でもいろいろな用途に活用できますが、さらに一工夫加えることで、使い道の幅が広がります。
ここでは、マフラータオルのおすすめリメイク方法を2つご紹介します。
1.ペットボトルホルダーにリメイク
吸水性が高く、熱さや冷たさを感じにくいタオル地は、ペットボトルホルダーにぴったりです。
汗をかきやすい夏場はもちろん、空気が乾燥しやすい冬場も水分補給は欠かせませんので、外出する際は、マフラータオルで作ったホルダーにペットボトルを入れて持ち歩くことをおすすめします。
マフラータオルからペットボトルホルダーを作る方法は以下の通りです。
- 横に二つ折りにしたマフラータオルの上にペットボトルを置き、長さを合わせたら、縫い代5cmを残して、余ったぶんをはさみでカットする
- タオルの四辺をジグザグ縫いし、ほつれ止めする
- マフラータオルの表面(プリント面)を内側にし、二つ折りにした状態で、ペットボトルホルダーの上面に当たる部分を2cmほど折り返し、折り線から1.5cmのところを縫って紐通し口を作る
- ペットボトルホルダーの側面にあたる部分を、紐通し口を残してミシンで縫う
- 生地を表に返して紐通し口から紐を通し、最後にストッパーを取り付ける
ペットボトルホルダー作りに使う生地の位置を調整すれば、マフラータオルのデザイン性を損ねずに済むので、おしゃれなホルダーに仕上がります。
2.マフラータオルでオリジナルバッグをリメイク
100円ショップなどに売っているキャンバス地の手提げバッグをマフラータオルでアレンジする方法です。
リメイク方法はペットボトルホルダーよりも簡単で、バッグにマフラータオルを巻き付けて縫い付けるだけと簡単です。
マフラータオルの幅に合ったバッグを選べば、余計なすき間ができず、きれいな仕上がりになります。
バッグの幅が大きい場合は、すき間が空いた部分にレースやリボンなどの飾りをつけるとよいでしょう。
マフラータオルは日常生活のさまざまなシーンに活用できる便利アイテム
【まとめ】
スポーツ観戦やコンサートなどで購入するマフラータオルは、デザイン性が高く、かつタオルとしての機能性も備えているので、日常生活でもさまざまな場面に活用できます。
そのままの状態で汗拭きタオルとして使用するのはもちろん、首に巻いて熱中症や冷え、紫外線対策に活用したり、壁に飾ってインテリアにしたり、入浴時のボディタオルとして使ったりと、用途は多種多彩です。
また、裁縫グッズやミシンを使えば、ペットボトルホルダーやオリジナルバッグにリメイクすることもできますので、タンスにマフラータオルがたくさん眠っているという方は、ぜひ日常生活で活用してみましょう。
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タオルの各種サイズについてはこちらもご参照ください。