Tシャツを綺麗に保管するために、できるだけ丁寧にたたむ方法を知りたい方もいるでしょう。Tシャツのたたみ方には、基本のたたみ方やコンパクトにたたむ方法、ショップ店員さんのように素早くたたむ方法などがあります。
当記事では、Tシャツのたたみ方を4種類紹介します。Tシャツを綺麗に保管する方法も合わせて解説するので、自分にとってやりやすいたたみ方を知り、シワのないTシャツを着こなしましょう。
1.Tシャツのたたみ方4種類を紹介！
使い勝手がよく、どのような着こなしにも合わせやすいTシャツは、さまざまなたたみ方で保管可能です。たたみ方によって手順が異なるため、Tシャツの収納方法や、たたみやすさで選ぶとよいでしょう。
ここでは、Tシャツのたたみ方を4種類紹介します。
1-1.基本のたたみ方
基本のたたみ方は、シンプルかつ馴染みがある人も多い方法です。
| （1） | 平らなところにTシャツを置き、後ろ身頃を表にして広げ、脇の縫い目が揃うように広げます。前後で裾の長さが異なる場合は、肩のラインを目印にして揃えます。 |
|---|---|
| （2） |
襟元を基準にして、左右から1/4〜1/3の幅を目安に、裾と折り目が垂直になるよう内側へたたんでください。たたむ際は、Tシャツの端が中心に来るよう整えます。裾がズレていると仕上がりが崩れてしまうため、しっかり揃えましょう。長袖Tシャツの場合は、Tシャツからはみ出ないよう袖を折り込みます。 収納ケースに収める場合は、ケースの幅に合わせてたたみます。 |
| （3） | Tシャツの裾の両端を持ち、首側まで持っていき折りたたんでください。Tシャツの中心あたりに手を添えることで、シワなくたためます。たたむと、着丈の半分の大きさとなります。 |
| （4） | 襟と裾を整え、表に向けると完成です。立てて収納する場合は、さらに半分に折りたたむとコンパクトになります。 |
1-2.クリアファイルを使ったたたみ方
クリアファイルを使うことで、大きさが違うTシャツであっても同じサイズでたためます。複数のTシャツを同じように収納したい場合にオススメです。大まかな流れは「基本のたたみ方」と同様です。
| （1） | 平らなところにTシャツを置き、背中側を表にして広げます。Tシャツの首元に合わせて、クリアファイルを縦に置きます。 |
|---|---|
| （2） | クリアファイルの長辺に沿って、左右対称になるようそれぞれ内側に折りたたみます。 |
| （3） | Tシャツの裾の両端を持ち、クリアファイルの短辺に沿って首側に向けて折りたたんでください。 |
| （4） | 襟と裾を整え、表に向けてクリアファイルを引き抜くと完成です。 |
1-3.ショップ風のたたみ方
ショップ風のたたみ方は、5秒程度で手早くきれいにたためます。最初は床やテーブルに置いてたたむのがオススメですが、慣れると立ったままでもたたむことが可能です。
このたたみ方は、Tシャツの3つの部分をつまんでたたむので、それぞれの位置をA・B・Cとして説明します。この3か所は、すべて一直線上に位置します。
A：Tシャツから見て左の襟の端
B：たたんだときに底辺となるラインの端
C：裾の折り目の端
| （1） | Tシャツの襟が左側にくるよう、横向きに広げて置きます。 |
|---|---|
| （2） | Tシャツから見て左の襟の端（A）を左手、たたんだときに底辺となるラインの端（B）を右手でつまみます。たたんだときに底辺となるラインは、Tシャツの長さの1/2程度です。 |
| （3） | 右手でBをしっかりつまんだまま、左手でつまんだAを裾の折り目の端（C）に持っていき、一緒につまんで持ち上げます。このとき、Bと右手が内側に入った状態となります。 |
| （4） | 左手でAとCをつまんだまま、右手でつかんでいるBを引っぱり、内側から表へ抜き出します。 |
| （5） | Tシャツの表面を下にして置きます。左右の手を離さずに持ち上げ、たたんでいない側の肩幅の中心あたりが折り目になるよう折りたたむと完成です。 |
1-4.ロール式たたみ方
ロール式たたみ方は、旅行などコンパクトにTシャツを持ち運びたいときに活用できます。小さくまとまり、シワになりづらく型崩れしにくいため、多くの荷物と一緒にTシャツを詰めるときにもオススメです。
| （1） | Tシャツの前身頃を表にした状態で平置きし、裾側を5〜8cm程度裏返します。折り返した幅が狭すぎると最後に固定できなくなってしまいます。慣れるまでは少し太めに裏返してください。折り返す分量は、最後に巻き終わったTシャツの太さと同じくらいになるようイメージしましょう。 |
|---|---|
| （2） | Tシャツの幅が1/4〜1/3程度になるよう、折り返した裾部分も合わせて内側に折りたたみます。 |
| （3） | 左右両方を折りたたんだら、襟部分から内側にくるくると丸めます。きつく巻きすぎると生地が伸びて傷んでしまい、ゆるく巻きすぎるとほどけやすくなるため、力加減に注意しましょう。 |
| （4） | 丸めた部分を折り返した裾の部分に入れ込み、ロール状にできたら完成です。 |
2.Tシャツを綺麗に保管するコツは？
Tシャツをきれいな状態で置いておくためには、保管方法に気をつけることが大切です。保管方法によって、複数のTシャツの中からお目当てのものが探しやすくなったり、Tシャツを取り出しやすくなったりします。
ここでは、Tシャツをきれいに保管するコツを4つ紹介します。
2-1.自立させて収納する
基本の折り方、もしくはクリアファイルを使った折り方の後、引き出しの深さに合わせて2つ折りもしくは3つ折りにすることで、コンパクトに立てて収納可能です。立てて収納すると着たいTシャツが一目で確認できるため、準備に手間取る時間を減らせます。
ただし、Tシャツをたたんだ後さらに折りたたむ工程が増えるため、注意が必要です。はじめからロール式たたみ方でたたむのもオススメです。
2-2.小さめの収納ボックスや仕切りを使う
小さめの収納ボックスや仕切りを使うと、収納時のTシャツの大きさが同じになるため、整理しやすくなります。用途やシーズンに分けてTシャツを収納する場合は、仕切り付きのものを活用するとよいでしょう。順番の並び替えやサイズ別での収納、場所の移動なども手軽にできます。
また、衣装ケースにストレージボックスを入れて収納すれば、衣装ケースの中身が見えなくなり、種類ごとに分けての収納も簡単です。布製ボックスであれば通気性がよく軽いため入れ替えも容易で、衣替えの際は中のストレージボックスを入れるだけで済みます。
2-3.ハンガーにかけて収納する
洗濯後にTシャツをたたむ作業が手間だと感じる場合は、ハンガーにかけて収納するのがおすすめです。
Tシャツをたたんで長時間置いたままにしておくと、折り目がつきシワが取れにくくなってしまう可能性があります。また、プラスチック製の衣装ケースは湿気を逃す機能があまりなく、カビの繁殖、虫食いの恐れがあります。持っている衣服の量が多く、長時間保管しっぱなしになりやすい人は注意が必要です。
Tシャツをハンガーにかけて収納することで、シワがつかないためアイロン掛け不要となり、時短につながります。また、クローゼットを見渡して手持ちのTシャツを確認できるため、服選びをしやすくなる点がメリットです。
ただし、ハンガーによっては首元が伸びやすくなったり、ハンガーのサイズが合っていないと肩の部分に跡がついたりしてしまいます。ハンガーにかけて収納する場合はTシャツに合ったハンガーを選びましょう。
また、ハンガーをTシャツの首元から入れると、首まわりがよれてしまいます。ハンガーはTシャツの裾から入れる、もしくは首元の生地を伸ばさずに入れられる形状のハンガーを使用するのがポイントです。
2-4.便利グッズを使う
Tシャツをたたむために活用可能な便利グッズを使うことで、簡単にTシャツをきれいに保管できます。
たとえば、シャツオーガナイザーを使うと、型くずれを防ぎながらコンパクトに収納可能です。Tシャツをたたむツールとして使用後、そのまま収納できる製品もあります。また、たたんだTシャツをクリアファイルにはさみ込むことで、Tシャツがきれいにたたまれた状態をキープして収納できます。収納方法や目的に沿って収納アイテムを選びましょう。
まとめ
Tシャツを綺麗に保管するためには、保管方法とともにたたみ方にも注意する必要があります。しわを伸ばすことを意識しながら、綺麗にたためない場合はクリアファイルを活用してたたみましょう。また、素早くたたみたい場合はショップ風のたたみ方を、コンパクトに保管したい場合はロール式のたたみ方を覚えておくことがおすすめです。
Tシャツを保管する際は、たたまずにハンガーにかけて保管する方法もあります。手間がかからず、折り目もつかないメリットがあるものの、ハンガーの跡がついたり首元が伸びてしまったりする恐れもあるので、保管の方法はよく検討しましょう。
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