Tシャツをおしゃれに着こなしたいときは、他の人とは違ったアレンジ方法を試してみるとよいでしょう。Tシャツのアレンジ方法としては、切り込みを入れて加工する方法が一般的ですが、裾を結んだり襟を重ねて着たりするだけでも個性的な着こなしになります。
当記事では、切らないでできるTシャツのアレンジ方法を詳しく解説します。また、アレンジしやすいTシャツの素材についても解説するので、Tシャツをおしゃれに着たい方はぜひ参考にしてください。
1.Tシャツの切らないアレンジ方法6選
ここでは、Tシャツの裾や袖を切らなくてもできるさまざまな簡単アレンジの方法を紹介します。Tシャツをさまざまな方法で着こなしたい方は、まずははさみを使わずアレンジするためのアイディアを試してみましょう。
Tシャツを切ってしまうリメイク方法だと、そのスタイルが気に入らなかった際に元に戻すことができません。切らないアレンジであれば、同じものでいくつものパターンの違ったTシャツコーデができるというメリットがあります。
1-1.裾を結ぶ
Tシャツの端を結んで裾上げするだけの、10秒あればできる簡単なアレンジ方法です。Tシャツのサイズや結ぶ位置によって、同じやり方でも印象ががらりと変わります。
【中央で結ぶ方法】
(1) | Tシャツの裾をへその上の位置に集める。 |
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(2) | 集めた裾で結び目を作る。 |
まず最初に、Tシャツの布をグルグルねじって輪を作ると結びやすいでしょう。その輪の中に布の先端を入れると簡単です。Tシャツの丈がショート丈になり、へそ出しルックも楽しめます。
ヘアゴムを活用すると、同じ中央で結ぶ方法でもまた違ったスタイルが楽しめます。
【ヘアゴムを活用する方法】
(1) | Tシャツの左右それぞれの布をつまんで、へその上の位置でねじる。 |
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(2) | 結び目が正面から見えないように、ねじった布を裏側でヘアゴムで結ぶ。 |
ヘアゴムを使って布の結び目を正面から見せないことで、ギャザー感が強調され、単純に布を結ぶアレンジとは異なる印象が与えられます。
また、やり方ではなくTシャツの布を結ぶ位置を変えることでも見た目の雰囲気が変わります。
【端で結ぶ方法】
(1) | Tシャツの裾を左または右側の端に集める。 |
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(2) | 集めた裾で結び目を作る。 |
前だけでなく左右どちらか片側で結ぶ、さらには後ろに結ぶなど布をまとめる場所を変えるだけでさまざまなコーディネートが可能です。
1-2.フリルを取り付ける
Tシャツにフリルを取り付けるやり方は、難しそうなイメージを抱く人が多いかもしれませんが、意外にも複雑な手順は必要ありません。アレンジに活用しやすいようにテープ状になっているフリルが100円で購入できるため、初めての場合でも簡単に挑戦できます。
【購入したフリルテープを使用する方法】
(1) | フリルテープをTシャツの袖周りの長さプラス1センチになるように切る。(マチ針を使用しながら、袖に沿わせて長さを確認しながら切ると良い。) |
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(2) | 脇の部分からフリルテープを縫い付ける。縫い始めと終わりのテープは1センチ程度重ねる。 |
(3) | 反対側の袖にも同じようにフリルを取り付ける。 |
ミシンを使えば10分程度で完成するアレンジ方法ですが、袖回りは縫う範囲が狭いため、手縫いでも可能です。手芸が得意でフリルを生地から作成できる方は、自分好みのフリルを縫い付けてみるのもよいでしょう。
どのようなフリルのデザインを選ぶかによって、完成後のイメージが変わります。取り付けるフリルを選ぶ段階からお洒落を楽しめる方法です。
1-3.レース襟を重ねる
アパレルショップなどで取り扱うアクセサリーの1つとして定番アイテムにもなっているつけ襟は、シンプルなトップスに合わせるだけでファッションのテイストを変えることができます。
また、Tシャツの裾を結んで長さを調節したり、裁縫で布を縫い付けたりすることができない場合でも簡単にアレンジできる手段です。
スポーツテイストになりやすいTシャツは、レース襟を重ねるとガーリーな雰囲気や上品なイメージがプラスされます。シースルー素材や、ビーズが施されているものなど種類が多く、選ぶサイズ感により異なる雰囲気も演出できます。思い切って印象を変えたいのなら、Tシャツにレース襟を重ねて着回してみましょう。
1-4.フレンチスリーブ風に袖をたくし上げる
オーバーサイズでゆるっとしたシルエットのTシャツは人気ですが、そのまま着てしまうと全体のバランスが悪くなることがあるため注意が必要です。そこで、袖をまくってできるTシャツアレンジを紹介します。
(1) | Tシャツの袖の縫い代部分を外側に折る。もう一度同じ幅に折る。 |
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(2) | 腕の外側のみ、もう一度折り返す。 |
外側に折り返す回数はTシャツのサイズに合わせて調整して問題はありませんが、短くなりすぎないよう基本的に2〜3回が適切です。袖の外側のみさらに一回多く折ることで、フレンチスリーブのような爽やかな印象を与えられます。綺麗に見せるために、折り目を整えながら折りましょう。
1-5.Tシャツにイラストを書く
文化祭やスポーツ大会などで自分たちだけのクラスTシャツを作りたいと考えている場合などにおすすめの方法です。
Tシャツをペイントするために最低限必要なものは、アクリル絵の具、ステンシルシート、カッター、カッティングマット、のりスプレーです。ステンシルシートを好きな形にカットしてのりスプレーでTシャツに貼り付け、ステンシルシートの上から色付けして乾かせば完成です。
ペイントしたい文字や絵柄がある場合は上記の通り作ることを推奨しますが、何もプリントされていない無地のTシャツに自由にイラストを描くだけでも個性的なTシャツを作れます。
1-6.ワッペンやリボンなど装飾を付ける
手軽にできるTシャツアレンジの1つとして、装飾を取り付ける方法があります。「アイロンで温めて貼るだけのワッペンを付ける」「自分で好きなように刺繍を施す」などの工夫でオリジナルTシャツに早変わりします。
また、リボンをTシャツに装飾するという方法もあるので紹介します。
(1) | Tシャツの袖の範囲でリボンを通す穴の位置を決めて、チャコペンで印を付ける。その位置に穴を開けハトメを取り付ける。 |
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(2) | ハトメにリボンを通して結ぶ。 |
この方法で、靴ひもの要領でレースアップのように肩やサイドに仕上げるテクニックもあります。
装飾を付けるだけであれば無数のやり方が考えられるため、不要なTシャツで練習してみるのもよいでしょう。
2.切らないアレンジに向いているTシャツの素材は?
通常Tシャツに使用されている素材は、綿(コットン)やポリエステルが一般的です。また、複数の素材から成る混合素材というものもあります。
当記事で紹介している、切らないアレンジTシャツに向いている素材は何か知っておくために、Tシャツ生地の特徴について説明します。
2-1.綿(コットン)
綿(コットン)は多くのTシャツに使われる主な素材となっており、耐久性も吸水性も高いのが特徴です。肌触りが良く、保温性にも優れているため赤ちゃんの肌着などにも使用されています。
この素材は、吸水が良く洗濯後にTシャツが乾きにくいことや、縮みやすくシワになりやすい点がデメリットとして挙げられます。一方で、布を切ってもほつれにくいため、はさみを使うTシャツリメイクであれば最適な素材と言えるでしょう。
また、天然素材であることからペイントする際は色が染まりやすいのもポイントです。自分でTシャツにイラストを描いてみたいという場合にも適しています。
2-2.ポリエステル
ポリエステルは綿(コットン)とは逆で繊維に水分を取り込まないので、通気性が良く速乾性に優れています。そのため多くの汗をかくスポーツ用の衣類によく使用されており、軽くて型崩れを起こしにくいとされている素材です。
切ってしまうと糸がほつれやすいことから、切るアレンジは不向きですが、シワになりにくいためTシャツの裾を結ぶアレンジなどに向いています。
また、アレンジしたTシャツを暑い時期やスポーツ大会など汗をかく場面で着用する場合には、汗が乾きやすいポリエステル素材がおすすめです。
当記事で紹介した、切らないアレンジに使うTシャツの素材を選ぶときは、ポリエステルを選ぶといいでしょう。
まとめ
Tシャツのアレンジ方法には、裾を結んだり袖を折ったりなど、切らずにできる方法も多くあります。ハサミを入れずにオリジナリティを出したい場合は、Tシャツにイラストを描くのも一案です。また、手芸が得意な方はお手製のフリルを取り付けたり、ワッペンやリボンなどの装飾を取り付けたりしてアレンジを楽しみましょう。
他の人と違うTシャツが欲しい場合は、オリジナルTシャツを作るのもおすすめです。デザインや生地を自在にカスタマイズでき、思い通りのTシャツを作れます。
オリジナルTシャツの作成をお考えの方は、クラTジャパンまでお気軽にご相談ください。
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