寒い時期になるとアウターを新調しようかと考える方もいるでしょう。しかし、アウターにはさまざまな種類があり、何を選べばいいのか迷ってしまうものです。特にベンチコートとダウンコートの違いがあいまいで、どちらが暖かいのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
当記事では、ベンチコートとダウンコートの違いを解説するとともに、ベンチコートの選び方をいくつかのカテゴリに分けて解説します。社会人でスポーツチームに所属している方や屋外のイベントスタッフをしている方は、チームロゴを入れられるベンチコートがおすすめです。
1.ベンチコートとダウンコートの違い
ダウンコートは、「ベンチコート」という大きなカテゴリに含まれるコートで、ベンチコートの中でも特に防寒性に優れたものを指します。
ベンチコートとは防寒性に優れる、屋外での長時間着用を想定した機能を持つアイテムのことです。ハイネックやダブルジッパーなど、暖かさをキープする機能にこだわった商品が多くあります。
なお、ベンチコートの種類には、ダウンコート以外にボアコートがあります。丈も製品によってさまざまです。
ダウンコートは、内部素材にダウンやフェザーが使用された、防寒性の高いベンチコートを指します。ダウンコートはファッション性重視の商品や、体にフィットしたシルエットの商品が多いのが特徴です。ダウンコートは、ベンチコートの中でも高価なものが多く、洗濯に不向きな素材のため汚れたらクリーニングに出すことになります。
1-1.そもそもベンチコートとは
ベンチコートとは、寒い時期に体の熱を逃がさないように着用するコートのことです。スポーツの試合で控えの選手やスタッフがベンチで待機する際に着用するケースが多いため、ベンチコートやベンチウォーマーと呼ばれています。ほかにもスペクトコートやグラウンドコート、スタジアムコートなどさまざまな呼び名がありますが、英語では「overcoat(オーバーコート)」と呼ぶのが適切です。
ベンチコートは、寒い野外で着用することを前提に作られているため、表地に風を通しにくい素材が使われている点が大きな特徴です。一般的に厚手で丈は膝下、容易に着脱できるように前開きのアイテムが多くなっています。デザインはシンプルで、フード付きのものも多いです。首周りには防風設計、表面には撥水加工が施されており、競技によっては着用したまま軽いウォームアップができる商品もあります。
1-2.ベンチコートの種類|どっちが暖かい?
ベンチコートは、大きく分けてダウンコートとボアコートの2種類です。商品名も「ダウンコート/ボアコート」のいずれかで表記されていることが多いため、商品選びの際は目安にするとよいでしょう。
ベンチコートは、ボアコートと比較してダウンコートのほうが暖かい傾向があります。ダウンコートに用いられるダウンやフェザーなどの素材は、軽くて防寒性や保温性に優れているのが特徴です。一方、ボアコートは内側に中綿やボア、フリースが使われたアイテムであり、ダウンコートに比べると保温力の面で劣ります。
ただし、ボアコートはダウンコートに比べて、もこもことしておらず動きやすい点がメリットで、中には着用しながらスポーツができるデザインのものもあります。またダウンコートに比べて価格が安く、1万円以下で購入できるケースもあるので、コスパのよさや動きやすさを重視する場合はボアコートも検討するとよいでしょう。
2.ベンチコートの選び方
ベンチコートを選ぶときには、ダウンコートとボアコートの違いだけでなく、以下のような点を確認するのがおすすめです。
- 丈の長さ
- 撥水性・防風性
- 性別・年齢
- 利用シーン
上記のポイントを押さえれば、より快適に着用できるベンチコートを選べるでしょう。それぞれのポイントについて詳しく紹介するため、参考にしてください。
2-1.丈の長さで選ぶ
ベンチコートの丈の長さには、ロング・ミドル・ショートの3種類あります。
ロング丈は、膝下から足首の間あたりまでの長さです。下半身まで広範囲にカバーでき、スポーツ観戦や待機中など、あまり動かないときの着用に適しています。一方、ロング丈は足元が隠れるため、着用したまま動き回ることには適していません。
ミドル丈は、膝上あたりまでの長さです。丈の長さがロング丈とショート丈の中間で、足が半分出るためロング丈よりも動きやすいのが特徴となっています。寒さ対策をしっかりした上で、着用したままウォーミングアップをしたい場合におすすめです。
ショート丈はお尻までの長さとなっています。上半身はしっかりと防寒しつつ、下半身は隠れないため動きやすいのが魅力です。ただし、下半身の冷えが気になる場合は、ベンチコートとは別に下半身用の防寒具を用意する必要があるでしょう。
2-2.撥水性・防風性で選ぶ
屋外スポーツは、多少の雨や雪では試合が中止にならないことがほとんどです。そのため、屋外スポーツで着用するアウターには、高い撥水性が必須と言ってもよいでしょう。
ベンチコートに用いられるポリエステルやダウン・ボアは、多少の水であればはじきます。ただし、中には撥水性が期待できない商品もあるため、購入の際には、素材の種類や撥水加工の有無などをしっかり確認してください。
また、ベンチコートは防風性をチェックするのも大切です。冷たい風がブロックされずに服の中に吹き込むと、保温性が損なわれて体が冷えやすくなります。服の隙間から冷気が入らないように袖口が絞ってあるか、ファスナーを首の上まで閉じられるかなどをチェックするとよいでしょう。
2-3.性別や年齢で選ぶ
ベンチコートの大まかなサイズの種類は、メンズ用・レディース用・キッズ用(ジュニア用)の3つです。自分の性別や年齢に沿って、適した商品を選ぶのがポイントとなります。女性がメンズ用の商品を選んだ場合や、子供が大人用の商品を選んだ場合は、サイズの問題で失敗する可能性が高いため注意してください。
また、ベンチコートは適度に体にフィットした商品を選ぶことが大切です。大きすぎるものだと隙間から風雨が入り込んで保温性が損なわれ、小さすぎると動きにくくなってしまいます。
ただし、ベンチコートは重ね着したトレーニングウェアの上に羽織ることを念頭に置く必要があります。大きめのサイズを選べば、実際に着用した際に商品本来の防寒性や機能性を発揮しやすくなるでしょう。
2-4.利用シーンで選ぶ
ベンチコートは、どのような場面で使用するかを想定しながら選ぶのもおすすめです。スポーツの際に着る場合は、デザインよりも機能性を重視して選ぶとよいでしょう。着用しながらウォーミングアップなどをする場合は、ロング丈よりもミドル丈やショート丈の商品が適しています。
ベンチコートを普段使いする場合は、着脱のしやすさや撥水性の高さなどはあまり重要ではありません。普段使いする場合は、機能面よりもデザイン性を重視して選ぶのがおすすめです。ベンチコートのデザインがスポーティーすぎると街中で馴染みにくくなるため、普段着とコーディネートするなどして好みに合った商品を選んでください。
3.チームロゴを入れられるものを選ぶのもおすすめ
チームで共通のベンチコートを着用する場合は、チームロゴを入れられるものを選ぶとよいでしょう。チームロゴを入れると一体感が生まれるほか、客観的に見て目立ちやすくなる点がメリットです。
スポーツチームはもちろん、イベントでベンチコートを着用する際にも、チームロゴを入れれば目立ちやすくなります。不特定多数の人が集まるイベントでは、スタッフと来場者の区別がつきにくくなるため、スタッフを見分けやすくなるチームロゴ入りのベンチコートがおすすめです。スタッフ同士の連携が取りやすくなるほか、着ているだけで広告販促ツールとしての役割も果たしてくれます。
チームロゴを入れられるかは、商品によって異なります。ベンチコートを購入する際には、ロゴ入れが可能かどうかで選ぶのも選択肢の1つです。
まとめ
ベンチコートには、ダウンコートやボアコートなどの種類があります。それぞれ防寒性能に違いがあり、屋外での長時間着用を想定したベンチコートは、特に防寒性に優れたアイテムです。
ダウンコートはデザイン性にも優れ、タウンユースに向いています。ボアコートは、ダウンコートと比べると保温性で劣るものの、動きやすさや手に取りやすさが魅力です。
寒い時期のスポーツや屋外で活動される方には、クラTジャパンのオリジナルベンチコートをおすすめします。名入れ印刷やシンプルなロゴデザインなどにも対応しているため、ぜひ自分だけのベンチコートをオーダーしてください。