文化祭や体育祭、会社のイベントなどでオリジナルTシャツを着用すれば一体感が生まれます。オリジナルTシャツはアイロンプリントやステンシルプリントを活用することで、自作可能です。
この記事ではオリジナルTシャツを自作する方法や自作のメリット、デメリットなどを解説します。
目次
1.オリジナルTシャツを自作する際のプリント方法は2つ
オリジナルTシャツを自作する際のプリント方法は、大きく分けて2つあります。
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- アイロンプリントで自作する
- ステンシルプリントで自作する
ここからは、オリジナルTシャツを自作する際の進め方をそれぞれみていきましょう。
1-1.アイロンプリントで自作する方法
アイロンプリントは、アイロンの熱でアイロンプリントシートをTシャツに転写する方法です。アイロンプリントシートの中には、既にデザインが施されているものがあり、通販サイトや手芸店などで購入可能です。安いものなら100円ショップでも購入可能です。
一方、自分でデザインして自分だけのTシャツを作りたい方は、パソコンでデザインをして、プリンターでアイロンプリントシートに印刷する方法があります。
しかし、アイロンプリントシートの種類によってプリントできるプリンターは異なります。そのため、アイロンプリントシートを購入する前に、どのプリンターに対応しているかを確認しましょう。
また、自分でデザインする場合は、転写するとデザインが反転することを考慮したデザインにする必要があります。
アイロンプリントシートは転写するTシャツの色に合わせる
アイロンプリントシートにはさまざまな種類があるので、転写するTシャツの色に合わせて種類を選ぶのが大切です。黒や紺のように濃い色のTシャツに適したアイロンプリントシートもあれば、白のように淡い色のTシャツに適したアイロンプリントシートもあります。白いTシャツに適したアイロンシートを使って、黒いTシャツに転写するとイメージと異なる仕上がりになる可能性があるので注意しましょう。
アイロンプリントシートを転写するステップ
アイロンプリントシートをTシャツに転写するステップと、それぞれの注意点は次のとおりです。
ステップ | 注意点 |
---|---|
シートの準備 | 濃い色のTシャツに転写する場合、デザインの淵の白地の部分はハサミで切り取っておく |
アイロンで圧着(転写)する | アイロンプリントシートの説明書に記載された温度設定を守り、スチームは使用しない |
冷ましてからシートを剥がす | 早く剥がしてしまうとデザインが剥がれる |
アイロンで仕上げ用シートをプリントした箇所に押し付ける | デザインが崩れないように丁寧に行う |
完成 | 完成後洗濯する場合は他の洗濯物とわける |
アイロンで圧着する際は、スチームの穴部分では圧着できないため、アイロンを少しずつずらしながら行いましょう。
アイロンプリントのメリット・デメリット
アイロンプリントでオリジナルTシャツを自作するメリットは、自由な場所に好きなデザインを施すことができるという点です。次で紹介するステンシルシートを使用した場合よりも、デザインの自由度が高いというのもアイロンプリントのメリットでしょう。
一方、市販ではなく完全オリジナルのアイロンプリントでTシャツにデザインを施す場合は、パソコンでデザインする知識が求められます。
ステンシルプリントで自作する方法
ステンシルシートと呼ばれるシートを使用するのがステンシルプリントです。ステンシルシートはデザインが施された台紙のようなもので、穴の部分に布用のインクやスタンプを押してTシャツをデザインしていきます。
アイロンプリントシートと同様に、ステンシルシートも市販されています。独自のデザインを希望する場合は、丈夫なクリアファイルにデザインを施すことで、オリジナルのステンシルシートを作ることが可能です。
ステンシルプリントでTシャツにデザインするステップ
ステンシルプリントでTシャツにデザインをする際は、いくつか注意点はあるものの、次のようなステップを踏んで簡単にデザインすることができます。
ステップ | 注意点 |
---|---|
Tシャツの内側に新聞紙を敷く | 新聞紙を敷かなかった場合、裏側にインクが染みる可能性がある |
マスキングテープでステンシルシートを固定する | ステンシルシートが小さい場合は、はみ出してインクが付かないように、シート周辺をマスキングテープで養生する |
インクを使ってプリント | インクを強く押し付けるとインクが漏れて滲みだしてしまうので、優しく当てる |
乾燥させる | インクがステンシルシートの上にあるときに、すぐに剥がすとTシャツにインクが移ってしまう可能性がある |
洗濯~完成 | 色移りを避けるために自作Tシャツだけで洗濯する |
ステンシルプリントのメリット・デメリット
ステンシルプリントのメリットは、オリジナルのデザインをTシャツに施す場合、アイロンプリントのようにパソコンでのデザイン知識が求められることはありません。ステンシルシートをカットするだけでオリジナルのデザインを施せます。
しかし、ステンシルシートをカットするのは細かな作業のため、ミスしてしまう可能性がある点はデメリットでしょう。
2.Tシャツに自作のオリジナルプリントを施す際の注意点
Tシャツに自作のオリジナルプリントを施す際は、素材とプリント方法によってはプリントしづらい可能性があることや、著作権を侵害する可能性があるということに注意しましょう。
また、著作権だけでなく肖像権についても把握しておくことが大切です。
Tシャツの素材によってはアイロンプリント・ステンシルプリントが向いていない
自作のプリントをするTシャツの素材によっては、アイロンプリントやステンシルプリントが向いていない可能性があります。
例えば、ポリエステル素材のTシャツはアイロンをするとテカりが出てしまうため、アイロンプリントには不向きです。
一方、ナイロンを使用したTシャツは撥水性があるため、ステンシルシートでのデザインには向いていません。
デザインのモチーフやテーマによっては著作権を侵害する可能性がある
Tシャツに自作のデザインをプリントする際は、著作権を侵害しないかを注意しましょう。
例えば、好きな漫画のキャラクターや歌詞の一部、映画のワンシーンなどをデザインに反映してしまうと著作権を侵害してしまいます。著作権を侵害することは法律で禁じられているため、自分で考えた完全オリジナルのデザインを施すようにしましょう。
肖像権にも配慮する
著作権だけでなく肖像権への配慮も必要です。例えば、無断で撮影した友人や知人の写真を無断でTシャツのデザインにしてしまうのは、肖像権を侵害している可能性があります。同様に似顔絵も肖像権の侵害にあたるかもしれません。
そのため、友人や知人の写真、似顔絵をTシャツのデザインに使用するのであれば、許可を得ておきましょう。
3.Tシャツに自作のオリジナルプリントを施すメリット・デメリット
Tシャツに自作のオリジナルプリントを施すメリット、デメリットは次のとおりです。
- メリット:費用を抑えて作成できる
- デメリット:満足いく仕上がりになるとは限らない
ここではTシャツに自作のプリントを施すメリット、デメリットについて詳しく紹介します。
メリット:オリジナルのTシャツを費用を抑えて作成できる
Tシャツに自作のオリジナルプリントを施すことで、費用を抑えて他にはない自分だけのオリジナルTシャツを作成することができます。また、専門の業者に依頼する場合、発注の最低単位が設けられていて数枚だけの作成ができないことがあるのに対し、自身でプリントする場合は、友人分と一着ずつといったように少量での作成が可能です。
デメリット:満足いく仕上がりになるとは限らない
自作でTシャツにプリントを施す場合、必ずしも満足いく仕上がりになるとは限らず、。自作に慣れていないと失敗を繰り返してしまうかもしれません。
また、満足いく仕上がりになったとしても、洗濯を重ねるうちにプリントがすぐに剥がれて落ちてしまうことも考えられます。
このように失敗を繰り返したりすぐプリントが剥がれてしまったりするケースを鑑みると、結果的に専門業者に依頼した方が費用が抑えられる可能性がある点がデメリットです。
4.オリジナルTシャツのプリントを専門業者に依頼するメリット・デメリット
オリジナルTシャツのプリントは、専門業者に依頼するという方法もあります。専門業者に依頼することでのメリット、デメリットは次のとおりです。
メリット
- 高いクオリティが期待できる
- 自作で発生する時間を軽減できる
- 大量作成が可能
デメリット
- 業者ごとに仕上がりが異なる
- 発注ロットが設けられている可能性がある
メリット1. 高いクオリティが期待できる
専門業者はこれまでに何度もオリジナルTシャツのプリントを行ってきています。そのため、自作でプリントするよりも高いクオリティが期待できるでしょう。
例えば、自分が手で描いた下絵もデザインに起こして、Tシャツに反映してくれます。また、プリント加工の種類もヴィンテージ風プリントやドットプリントなど豊富なため、デザインにさらなる味わいが生まれます。
株式会社フォーカスは、シルクスクリーン印刷でのレギュラープリント以外にもヴィンテージ風プリントなど、さまざまなプリント方法に対応可能です。プリント、刺繍、加工方法の一覧はこちらからご確認ください。
メリット2. 自作で発生する時間を軽減できる
自作でTシャツにオリジナルプリントを施す場合、デザインの考案やプリントなどさまざまな工程があるため、完成までに時間がかかってしまいます。このような時間を軽減させることができるのが、専門業者への依頼です。
中にはデザインのテンプレートを用意している専門業者もあります。このような専門業者に依頼することで、デザインで頭を悩ませる時間を削減できます。もちろん、プリント作業を自分で行う必要がないため、依頼後は完成品到着まで待つだけです。
メリット3. 大量作成が可能
専門業者に依頼することで、オリジナルTシャツを大量作成できます。そのため、専門業者に依頼する方法は、学校の文化祭や体育祭、展示会、社内イベントなど、オリジナルTシャツを大量に作成したい場合に向いています。
デメリット1. 業者ごとに仕上がりが異なる
オリジナルTシャツを作成する専門業者はいくつもあります。そのため、同じデザインで依頼しても業者によって仕上がりが異なる可能性があります。専門業者を選ぶ際は、口コミや過去の実績などを確認するようにしましょう。
デメリット2. 発注ロットが設けられている可能性がある
専門業者は大量生産に対応しているというメリットがありますが、一方で一部の業者は受注にあたって発注ロットを設けています。そのため、自分が希望するTシャツの枚数が発注ロットを下回った場合は、依頼できない可能性もあります。
中には1枚からの注文も可能な専門業者もあるため、少量をプロに作成して欲しいという場合は、そのような業者を選ぶようにしましょう。
5.オリジナルのTシャツを活用できる場面
オリジナルのTシャツを活用できる場面は文化祭や体育祭、企業のイベントなどさまざまです。ここでは株式会社フォーカスが用意しているテンプレートに応じて、オリジナルTシャツの活用場面を紹介します。
文化祭や体育祭のクラスTシャツとして活用
オリジナルTシャツを活用するシーンは、文化祭や体育祭などでしょう。クラス全員がお揃いのオリジナルTシャツを着用することで、一体感が生まれます。クラスTシャツのデザインとして、メンバー全員の集合写真やイラストなどが挙げられますが、他にも趣向を凝らしたデザインが可能です。
株式会社フォーカスではクラスTシャツのテンプレートを数多く用意しています。クラスTシャツとしてオリジナルTシャツの作成を検討している場合は、こちらをご覧ください。
卒業やアニバーサリーイベントなどの記念Tシャツとして活用
卒業や誕生日、店舗やイベントの周年を記念したアニバーサリーイベントの記念Tシャツとしても、オリジナルTシャツを活用可能です。例えば、友人の誕生日のサプライズとして、参加者全員で着用することで思い出に残る誕生日会になるでしょう。
記念日やお祝い向けのテンプレートをお探しの方はこちらをご覧ください。
スタッフウェアとして活用
オリジナルTシャツは、イベントや展示会などで着用する企業のスタッフウェアとして活用できます。スタッフウェアを着用することで、人ごみの中でも誰がスタッフなのか判断しやすいため、イベント、展示会などの参加者も問い合わせしやすいでしょう。
スタッフウェアとしてのおすすめテンプレートは以下から確認可能です。
まとめ
オリジナルのTシャツは自作可能です。しかし、プリントに時間がかかるだけでなく、仕上がりに満足いかない可能性もあります。そのため、オリジナルTシャツは専門業者に依頼するのがおすすめです。
オリジナルのTシャツは専門業者に依頼しよう
クラTジャパンなら、自作のデザインの反映はもちろん、さまざまなテンプレートに応じたプリントにも対応しています。また、発注ロットもなく1枚からでも対応しています。
クラスTシャツやアニバーサリーイベントのTシャツなどを検討している方はぜひご相談ください。