春・秋・冬に活躍するカジュアルスタイルの定番アイテムといえばパーカーです。年齢・性別問わず着こなせるパーカーは、多くのブランドで販売されており、一着は持っておきたいアイテムと言えます。フードのアクセントがあって、簡単におしゃれなコーディネートをつくれるパーカーですが、パーカーをスタイリッシュに着こなすには、サイズ選びがとても重要です。
そこで今回は、パーカーのサイズ感やサイズごとの印象、サイズの測り方などを詳しく解説します。この記事を参考にして、自分に合ったパーカーのサイズを見つけましょう。
パーカーのサイズ感と印象
パーカーのサイズ感は男女ともに大きく分けて4つあります。まずはそれぞれどのようなサイズ感で、どのような印象になるのかを知っておきましょう。
ジャストサイズ
ジャストサイズは、体にピッタリ合ったスタンダードなサイズ感のことです。パーカーはカジュアルなアイテムですが、ジャストサイズのパーカーを選ぶことで、きれいめの着こなしができます。
ジャストサイズのパーカーを選ぶときは、腰骨が隠れるくらいの身丈の長さを選びましょう。パーカーの多くは裾がリブになっていますが、腰骨が隠れるくらいの着丈なら、リブ部分がお尻の上あたりに来て、スタイリッシュに着こなせます。
トレンドに左右されないサイズ感なので、着回しもしやすいです。体にフィットするので、インナーとしても活躍します。ただしピッタリすぎるサイズの場合はインナーを着るときつくなってしまうことがあるので注意してください。女性の場合は、ジャストサイズであればスカートにも合わせやすいはずです。
ゆったりとしたサイズ
ジャストサイズよりも1サイズ程度余裕があるサイズを選ぶのもポイントです。近年は本来のサイズよりも大きなサイズを着るオーバーサイズの着こなしが人気ですが、ボリュームのあるパーカーの場合は、1サイズ程度で程よいこなれ感が出ます。大きすぎないのでバランスも取りやすく、簡単にトレンド感のある着こなしが可能です。
ゆったりしたサイズのパーカーを選ぶときは、お尻が半分程度隠れるくらいの着丈のものを選びましょう。完全にお尻が隠れてしまうと、オーバーサイズになってしまうので、試着するか着丈をきちんと測ってみてください。
サイズに余裕があるため、インナーが着やすいのもゆったりしたサイズの特徴です。真冬はパーカーだけでは寒いこともありますが、ゆったりしたサイズなら無理なくレイヤードスタイルが楽しめます。
ジャストサイズよりはカジュアル感が強くなりますが、ボトムスにタイトなシルエットを選べば、コンパクトにまとめることも可能です。
オーバーサイズ
近年人気が高いサイズ感といえば、トレンド感満載のオーバーサイズです。オーバーサイズはそもそも本来のサイズよりも2サイズ以上大きめのサイズを選ぶことを指しています。普段Mサイズを着ている人なら、XLサイズ以上がオーバーサイズの目安です。
オーバーサイズの着こなしをしたい場合は、お尻がすっぽり隠れる程度の着丈を選びましょう。上半身のボリュームが出るため、バランスの良いコーディネートを作るのは少し難易度が高めです。
ゆったりしたサイズと同じように、タイトなボトムスを選ぶことで、スッキリとしたシルエットが作れます。ボトムスもオーバーサイズにするとだらしなく見えてしまうので注意しましょう。
おしゃれ上級者コーデが作れるオーバーサイズですが、低身長の人や痩せ型の人は着られている感が出てしまうため、あまりおすすめできません。
ビッグシルエット
オーバーサイズのサイズ感のパーカーをうまく着こなせないという人におすすめしたいのが、ビッグシルエットです。本来のサイズよりも大きなサイズを着るオーバーサイズと違い、ビッグシルエットの場合は、パーカー自体が一般的なサイズ感より大きく作られています。
ビッグシルエットの場合は、Mサイズの人はMサイズのパーカーを購入します。本来のMサイズよりも身幅などがやや大きく作られていますが、首周りや着丈などはMサイズの作りになっているので、こなれ感を簡単に出せるのが特徴です。
ビッグシルエットを選ぶときは、お尻が半分程度から全部隠れるくらいの丈を選びましょう。
パーカーのサイズを決める5つの要素
服のサイズはSML表記で表されていることが多いですが、体型に合ったサイズのものを見つけるためには、これから紹介する5つの要素が重要になってきます。それぞれどのようなものなのか見ていきましょう。
1. 身丈
身丈は服の襟ぐりと肩が交差するサイドネックポイント(首の横の付け根)から裾までの長さを指す言葉です。前面で測ることが多いですが、後面で測っても問題ありません。パーカーの身丈を測るときは、パーカー部分は入れずに測ります。
2. 着丈
着丈は服の後面の襟ぐりの中心部から裾までの部分です。身丈と間違いやすいですが、同じ服なら着丈のほうが少し短くなります。着丈を測るときも、パーカーの部分は含めないので注意しましょう。身丈と着丈両方が記載されていることは少なく、どちらかが記載されていることが多いです。
3. 身幅
身幅は右脇(右の袖の下の付け根)から左脇(左の袖の下の付け根)までの長さのことを指しています。身幅を測るときは、必ず平面に置き、シワを伸ばして測りましょう。袖を軽く広げると測りやすいです。
4. 肩幅
肩幅は右の肩の付け根から左の肩の付け根までの長さです。実際の肩幅よりも少し余裕のあるサイズを選べば、ぴちぴちにならずに着こなせます。
5. 袖丈
袖丈は片側の肩の付け根から、袖口までの長さを指しています。パーカーの袖丈を測るときは、袖口のリブの部分も含めて測りましょう。
パーカーのサイズ目安
パーカーのサイズは、ブランドや商品のデザインによって異なるため、一概には言えません。ただしある程度の目安はありますので、パーカーのサイズを選ぶときの参考にしてみてください。本記事ではオリジナルTシャツやパーカー作成の「CLAT-JAPAN」で販売しているパーカーのサイズを元に紹介します。
ユニセックス
まずはユニセックスのサイズの目安から紹介します。
【参考】メンズパーカー商品一覧
サイズ | 身丈 | 身幅 | 身長(体重)目安 |
S | 64 | 54 | 150〜160cm |
M | 67 | 57 | 160〜170cm |
L | 70 | 60 | 170〜175cm |
XL | 73 | 63 | 175〜180cm |
2XL | 76 | 66 | 180〜185cm |
3XL | 79 | 69 | 185cm〜 |
4XL | 82 | 72 | 100kg |
5Xl | 85 | 75 | 120kg |
単位:cm
レディース
次にレディースのサイズ目安を紹介します。
【参考】レディースパーカー商品一覧
サイズ | 身丈 | 身幅 |
S | 53 | 43 |
M | 56 | 46 |
L | 59 | 49 |
単位:cm
自分に合ったパーカーサイズの選び方
最近はオンラインショッピングを利用する人も多いため、パーカーを購入する際に試着ができないという人も多いはずです。そこで、自分に合ったパーカーサイズを選ぶ方法を紹介します。
SML表記はあくまで目安にする
服を購入するときに、SサイズやMサイズのように、SML表記で選んでいる人も多いはずです。SMLの表記は自分に合ったサイズを選ぶときの目安にはなりますが、同じSサイズでも全ブランドが同じサイズ感であるわけではありません。また、日本のSサイズと欧米のSサイズでは実際のサイズ感が大きく違います。
試着ができない場合は、SML表記をあくまで目安にし、必ず身丈・着丈・身幅・肩幅・袖丈を確認するようにしましょう。
手持ちのパーカーやスウェットを参考にする
自分の体型を自分で測るのはなかなか大変です。そこでおすすめなのは、手持ちのパーカーやスウェットを参考にして身丈・着丈・身幅・肩幅・袖丈を測ってみることです。気に入っているサイズ感のパーカーやスウェットでサイズを測れば、新しく購入するパーカーもそれに近いサイズ感になります。
パーカーやスウェットの身丈・着丈・身幅・肩幅・袖丈を測るときは、必ず平面に置いて、メジャーを使って測りましょう。
【メンズ】サイズ感別のおすすめパーカーコーデ
ここからはメンズのサイズ感別のおすすめのパーカーコーデを紹介します。自身のワードローブをイメージしつつ、参考にしてみてください。
ジャストサイズ
まずはきれいめの着こなしができるジャストサイズのパーカーの着こなしから紹介します。
パーカー×テーラードジャケット
ジャストサイズのパーカーは、インナーとして着回ししやすいアイテムです。カジュアル要素が強いパーカーですが、きちんと感が出るテーラードジャケットと組み合わせれば、きれいめコーデが簡単に完成します。
ボトムスをテーパードパンツにすれば、よりきちんと感が出て、大人のこなれたラフスタイルが作れます。
パーカー×スキニーパンツ
きれいめカジュアルにジャストサイズのパーカーを着こなしたいなら、スキニーパンツを合わせるのがおすすめです。パーカーと同じ色のボトムスを選べば、よりシックな印象になります。靴やレイヤードのインナーをチラ見せして、アクセントカラーにするのもおすすめです。
ゆったりとしたサイズ
トレンド感もちょっと取り入れられるゆったりとしたサイズのコーデを紹介します。
パーカー×シャツのレイヤード
ゆったりしたサイズはオーバーサイズほど着丈が長くありませんが、ちょっと長めのシャツをインナーにレイヤードすれば、トレンド感とメリハリを同時に手に入れられるコーデが作れます。
カラフルなシャツを選べば、コーデのアクセントにもなるのでおすすめです。
パーカー×ラインパンツ
トレンド感のあるラインパンツをプラスすれば、よりトレンド感を意識したコーデがつくれます。アクティブなスポーツMIXは、ストリートスタイルにもピッタリです。全身黒を選ぶことで、部屋着感が出てしまうのを避けられます。
オーバーサイズ
次はオーバーサイズのパーカーコーデを見ていきましょう。
パーカー×スキニー
ボリューム感があるオーバーサイズのパーカーは、スキニーパンツとの相性が抜群です。スッキリバランス良く見せたいなら、オールブラックのコーデがおすすめです。メリハリをつけたいなら、インナーや小物でアクセントをつけましょう。
パーカー×襟付きシャツ
カジュアルな印象が強くなりがちなオーバーサイズパーカーは、インナーに襟付きシャツをプラスすることできちんと感が出せます。チェックシャツを合わせれば、パーカーとインナーがシンプルでも、チェックがチラ見えしておしゃれな印象になります。
ビッグシルエット
最後にビッグシルエットのおすすめコーデを紹介します。
パーカー×太めパンツ
やや上級者向けのビッグシルエットパーカー×太めパンツのコーデですが、着丈が長すぎないビッグシルエットパーカーなら意外にスッキリまとまります。ワイドほど太すぎず、程よいパンツを選ぶのがおすすめです。トーンを揃えれば、おしゃれに着こなせます。
パーカー×ロングコート
カジュアルなシルエットのビッグシルエットパーカーは、縦ラインが強調できるロングコートとの相性が良いです。ボトムスは細身のパンツを作り、ロングコートできれいめに着こなしましょう。大人っぽいカジュアルを目指したい人におすすめです。
【レディース】サイズ感別のおすすめパーカーコーデ
次は、レディースのサイズ感別パーカーコーデを見ていきましょう。きれいめアイテムやフェミニンアイテムをプラスすれば、カジュアルすぎない大人コーデが作れます。
ジャストサイズ
まずはジャストサイズのパーカーコーデから紹介します。
パーカー×ロングスカート
着丈が短めのジャストサイズパーカーは、ロングスカートとの相性が抜群です。Aラインのスカートなら可愛らしい印象に、タイトシルエットやマーメードスカートを合わせれば、より女性らしいラインを強調できます。
パーカー×柄ワイドパンツ
上半身がコンパクトにまとまるジャストサイズパーカーは、リラックスムードいっぱいの柄ワイドパンツとも相性がいいです。ボタニカルや花柄など、大人可愛いワイドパンツを合わせてみましょう。
ゆったりとしたサイズ
次にゆったりとしたサイズのコーデ例を紹介します。
パーカー×イージーパンツ
カジュアルでありながらもきれいめな雰囲気をキープできるゆったりしたサイズのパーカーに、イージーパンツを合わせれば抜け感のあるコーデが作れます。ホワイトやベージュなど、ライトカラーでまとめると、上級者感が出ておすすめです。
パーカー×プリーツロングスカート
大人カジュアルなコーデを作りたいなら、ゆったりしたサイズのパーカーに動きが出るプリーツスカートを合わせてみましょう。着丈が長いようなら、パーカーの前側だけタックインして、メリハリをつけるのもおすすめです。
足元にパンプスを選べば、女性らしさがアップします。
オーバーサイズ
トレンド感いっぱいのオーバーサイズのパーカーコーデを紹介します。
パーカー×スキニー×ロングブーツ
上半身にボリュームが出て、カジュアルな印象が強くなるオーバーサイズのパーカーは、下半身をとことんコンパクトにまとめてきれいめに仕上げましょう。スキニーパンツと同色のロングブーツを合わせれば、脚長効果も期待できます。
パーカー×テーパードパンツ
きちんと感が出るテーパードパンツを合わせれば、ラフな印象のビッグシルエットもきれいにまとまります。
足元はヒールのあるブーツやパンプスなど、フェミニンなアイテムを選びましょう。こなれ感のある大人のカジュアルスタイルになります。
ビッグシルエット
最後にビッグシルエットのパーカーコーデを紹介します。
パーカー×カラーパンツ
ベーシックカラーのビッグシルエットパーカーは、カラーパンツを選んでポップに着こなすのがおすすめです。パンツのカラーを主役にして、人目を引くコーデを完成させましょう。
パーカー×シャツ×ワイドパンツ
見た目よりもバランスが取りやすいビッグシルエットのパーカーは、ワイドパンツとも合わせやすいです。パーカーとワイドパンツだけだとだらしなく見えてしまいがちなので、インナーに襟付きのシャツをレイヤードして、きちんと感を出してみましょう。
ベストサイズのパーカーを見つけて周りと差をつけよう
【まとめ】
街を歩けばたくさんの人がパーカーを着ています。周りと差をつけるおしゃれなコーデを作りたいなら、サイズ感にこだわって、バランスのいいコーデを目指すのがおすすめです。今回紹介したコーディネート例も参考にしつつ、手持ちのアイテムと合わせてワンランク上のパーカーコーデを完成させましょう。
「自分好みのパーカーがなかなか見つからない」という人は、CLAT-JAPANでオリジナルパーカーを作ってみるのもおすすめです。
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オリジナルパーカー商品一覧
https://www.forcus.co.jp/products/category/003