トートバッグをどのように使いたいかをイメージした上で持ち手の長さを選ぶことが大切です。
本記事では、トートバッグの持ち手の測り方や、それぞれの用途に適した長さを解説します。
トートバッグの持ち手はどこからどこまで?
持ち手の長さを決める前に、持ち手の正しい測り方を知っておかなくてはなりません。意外と勘違いしている人が多いのですが、持ち手の長さは持ち手に使用している布全体の長さを示すものです。
トートバッグの開口部には持ち手がU字型になって付いています。このU字がバッグ本体に縫い付けられている部分から、反対側の縫い付けられている部分までの長さが持ち手の長さです。持ち手の長さが50㎝である場合は、持ち手の布が50㎝あるということです。
縫い付け部からU字型のトップ(折り返し地点)までの高さではありませんので注意しましょう。
持ち手の長さを決める際の3つのポイント
トートバッグの使い勝手は、持ち手の長さで大きく変わります。使いやすいトートバッグを選ぶためには、以下の3つのポイントを押さえて持ち手の長さを決めましょう。
1. 中に何を入れるか
まずはトートバッグに何を入れたいかを考えます。お弁当を入れるようなコンパクトなサイズなのか、マイバッグやマザーズバッグにも使える中型から大型のものなのかなど、ざっくりと決めるだけでも問題ありません。中に入れるものがある程度絞り込めると、使うシーンもみえてきて使いやすい持ち手の長さが分かります。
また、入れたいものからトートバッグのサイズや耐久度、マチが必要かどうかなども分かるため、トートバッグ選び自体がスムーズになります。
2. トートバッグ本体のサイズ
トートバッグ本体のサイズに合わせて、持ち手の長さを選ぶことも重要です。バッグ本体に対して持ち手が短すぎると、肩掛けができず不便になったり、反対に長すぎるとものの出し入れがしにくくなったりします。
また、中型から大型のトートバッグだと、重量があるものを入れることもあるでしょう。そういう場合に備えて肩掛けもできる長さを選ぶのがおすすめです。
3. 使う人の身長や体型
持ち手の長さを決める際は、トートバッグを使う人の身長も考慮しましょう。例えば、子ども用のトートバッグを選ぶ場合、本体のサイズが小さくても持ち手が長いと持った時にトートバッグが地面についてしまうことがあります。ひじに掛けても地面につかないくらいの長さのものを選びましょう。
また、大人用でも肩掛けで使用するトートバッグを選ぶときには注意が必要です。身長や体型によって肩掛けできる持ち手の長さが違うからです。
【長さ別】使用感の違い
持ち手の長さによって、使用感にどのような違いがあるのでしょうか。トートバッグの持ち手でよく見かける4種類の長さについて、使用感を解説します。
1. 30cm前後の持ち手
持ち手の長さが30cm前後のトートバッグは、手持ちかひじに掛けて使うのに適しています。お弁当入れや普段使いの小さめのトートバッグ、マチのない薄手のトートバッグなどで選ばれることが多い長さです。
2. 40cm前後の持ち手
持ち手が40cmほどのトートバッグは肩掛けするのは難しく、手持ちやひじ掛けで持つのに向いています。これくらいの長さがあると、バッグ本体が少し大きめでもバランスが悪くなりません。
内容物がバッグの開口部から飛び出ても持ちやすいため、縦長のものを入れる場合にもおすすめの長さです。
3. 50cm前後の持ち手
ウィメンズ(女性)用なら、持ち手が50cmほどあれば肩掛けが可能です。メンズ用の場合、男性は肩掛けだと窮屈に感じるかもしれません。ひじに掛けて使うこともできる長さですが、手持ちするには持ち手が長すぎて少し不便に感じるでしょう。
使い方の幅が広いため、ショッパーバッグやノベルティに適しています。
4. 55cm前後の持ち手
55cmほどの持ち手は、肩掛けを想定した長さです。手持ちやひじ掛けで持つには長すぎて使いにくいでしょう。大型のトートバッグで採用されることが多いですが、肩掛けで使うことを目的とした小さめサイズでも選ばれます。
持ち手が55cmほどあれば男性も肩掛けができますが、厚着をしたり、内容物がかさ張ったりすると窮屈に感じる可能性があります。
【用途別】おすすめの持ち手の長さ
トートバッグは通勤や通学、買い物など、さまざまなシーンで活用できる使いやすいバッグです。トートバッグを選ぶ際は、使い方に合わせて持ち手の長さを決めましょう。用途別におすすめの持ち手の長さを解説します。
1. お弁当入れやコンパクトバッグ
- ランチや水筒を入れるお弁当入れや、ちょっとした買い物のときに使うコンパクトバッグとしてトートバッグを使用する場合は、手持ちかひじ掛けで使われることが多いです。持ち手の長さは30〜40cmほどにすると使いやすいでしょう。手持ちに限定する場合は30cm、ひじ掛けも想定するなら40cmほどが適しています。
2. 普段使い用やマイバッグ
- 普段使い用や買い物のマイバッグとしてのトートバッグなら、持ち手の長さは45~55cmほどが適しています。これくらいの長さがあれば肩掛けや手持ち、ひじ掛けも可能で使うシーンを限定しません。
ウィメンズ用なら45cmほどでも肩掛けができる長さですが、メンズ用なら55cmほどの長さがおすすめです。女性でも厚着をした場合などは肩掛けが窮屈に感じる可能性がありますので、ゆとりを持って使用するには長めの持ち手を選ぶのが良いでしょう。
3. 通学通勤のサブバッグ
- 文具や書籍、書類などを入れる通学や通勤時のサブバッグの持ち手も、45~55cmがおすすめです。分厚い書籍や教科書など、重たいものを入れるときには肩掛けだと持ちやすく、また、持ち手が長いとサイズが大きいもの、長いものを持ち運ぶのにも便利です。
4. ショッパーバッグやノベルティ用
- 店舗で使うショッパーバッグやノベルティとして配布するトートバッグなら、手持ち、ひじ掛け、肩掛けのどれでも使いやすいよう45〜60cmの持ち手がおすすめです。お客様によって使い道や使い方が異なるため、対象となるお客様の年齢層や性別に合わせて長さを決めましょう。
バッグ本体に店舗のロゴや名前を入れたり宣伝を目的としたりする場合は、持ち手の長さを手持ちとひじ掛け限定の30cmほどにするとバッグ本体が見られやすくなります。
5. アウトドア用やマザーズバッグ
- アウトドアで使う大型でマチの広いトートバッグや、大容量のマザーズバッグ用のトートバッグの場合は、持ち手の長さは56㎝以上が使いやすいです。大きなトートバッグは基本的に肩に掛けて使用するため、厚着をしている場合や男性が使う場合でもゆとりのある長さにしましょう。かさ張るものや重い物を入れることを想定した持ち手の長さが70cmあるようなものもあります。
6. 子ども用の通園やレッスンバッグ
- お子さまが通園時や習い事に使う横長のトートバッグの場合、持ち手の長さは30〜35cmほどが適しています。幼稚園児くらいの年齢なら、これくらいの長さがあれば肩にも掛けられて、手持ちで使う場合も地面につきにくいです。
持ち手の長さはあとから調節できる?
トートバッグの持ち手が短い、または長いときにはあとから調節することができます。
ここでは、既製品と手作り品それぞれの持ち手の調節方法を紹介します。
既製品や完成品の場合
既製品や完成品でも持ち手を調節するのは比較的簡単です。しかし、簡単なのは短くする場合で、長くしたい場合は一度持ち手を外し、適した長さの持ち手に交換する必要があります。
短くしたい場合は、クリップや安全ピンを使えばすぐに調整できます。持ち手をバッグの内側に折り曲げて、ちょうど良い長さのところで持ち手が戻らないように留めるだけです。両方の持ち手が同じ長さになるように留めれば完成ですが、留める場所が対角線上になるようにしましょう。
トートバッグの前面に付いている持ち手の右側をクリップで留めたら、背面の持ち手は左側を留めます。この付け方ならバランスが取れてずれにくくなります。
ただ、あまり重い物を入れると留めたクリップや安全ピンがとれてしまう可能性があるので、注意しましょう。
手作りの場合
手作りのトートバッグの場合は、縫い付けた持ち手の糸を解いて丸ごと交換してしまう方法がおすすめです。お子さまが成長して持ち手が短くなった場合や、使い方を変えたい、持ち手が汚れてきた場合などケースに合わせて新しい持ち手に交換しましょう。
持ち手が変わるとトートバッグ全体の印象も変わるため、あえて今までと違うデザインや素材の持ち手にするのもおすすめです。
まとめ
トートバッグの持ち手の長さによって使い方は異なる
トートバッグの持ち手の長さによってバッグの持ち方や使い勝手が変わってきます。本体のサイズや形だけでなく、持ち手の長さにも注目して使いやすいトートバッグを選びましょう。
オリジナルのトートバッグを作る場合は、あらかじめ用途や使う人を想定して、使いやすい長さの持ち手を決めてください。
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