スポーツタオルは、スポーツシーンや日常使いに欠かせないアイテムです。特に、名入れできるタイプはオリジナリティがあり、記念品やノベルティとしても人気を集めています。機能性に優れたタオルを選べば、吸水性や速乾性などの快適さを求める場面でも活躍し、長く愛用できます。しかし、素材や生地の違いによって使い心地や耐久性が異なるため、適切なタオルを選ぶことが重要です。
この記事では、名入れスポーツタオルの人気の理由や、有名なブランド、選び方のポイントについて詳しく解説します。機能・素材・生地の観点から比較しながら、自分に合ったスポーツタオルを見つける方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 名入れスポーツタオルが人気の理由
名入れスポーツタオルとは、企業名・ロゴ・メッセージなどを印刷や刺繍で入れたスポーツタオルのことです。主に、企業・店舗の販促品・ノベルティ・粗品として活用され、人気を集めています。
スポーツタオルとは、スポーツ時の使用を目的としたタオルで、汗の拭きやすさ・持ち運びのしやすさを重視したものを指します。一般的なスポーツタオルは約40cm×110cmと、フェイスタオル(約34cm×80cm)より長く、バスタオル(約60cm×120cm)より小さいサイズです。
首にかけやすいサイズ感で、運動中に使いやすい点がスポーツタオルの特徴です。名入れスポーツタオルが人気商品として親しまれる理由について、次の3つを挙げて解説します。
1-1. 実用的で喜ばれるため
名入れスポーツタオルが人気を集める理由の1つとして、実用的で贈り物に喜ばれやすい点が挙げられます。販促物やノベルティを用意する際には、渡す相手に喜んでもらえるアイテムを意識するのが重要です。
実用性がなく、日頃使わないものを贈ると、相手にとって負担になってしまう場合もあります。しかし、日常的に使うタオルは消耗品であり、何枚あっても困りません。最近では、即日で名入れ対応可能なサービスもあり、お祝いやプレゼント用に選ばれています。贈り先の企業・お客様にも喜ばれやすいため、販促物・ノベルティ・粗品としても最適です。
1-2. 宣伝効果が高いため
社名・ロゴが入ったタオルは企業・ブランドの認知度向上につながりやすい、という点も名入れスポーツタオルが人気を集める理由の1つです。特に、スポーツ用タオルは首にかけて使われるケースが少なくありません。タオルの目立つ場所に名入れ加工を施すことで、社名・ロゴが長時間にわたって人の目に触れるため、高い宣伝効果が期待できます。
企業が会社や新商品の名前を覚えてもらう目的で、名入れのオリジナルタオルを配布するケースも見られます。少ない費用で効果的にアピールするには、目につく場所にピンポイントで名入れを施すなどの工夫が必要です。
1-3. 低コストで大量配布できるため
名入れスポーツタオルが人気を集める大きな理由として、低コストで大量配布できるという点も挙げられます。販促物やノベルティの発注ではコストが大きな課題になりがちですが、名入れスポーツタオルは単価を抑えやすいため、費用負担を軽減できます。また、大量発注することでさらにコストダウンが可能な点もメリットです。
さまざまな素材から比較的安いものを採用することで、コストを抑えられます。また、名入れデザインを単色で仕上げるなどの工夫を取り入れると、費用を抑えられる場合もあります。
2. スポーツタオルの有名な既製品ブランド
既製品のスポーツタオルを販売する有名ブランドとしては、ナイキ(Nike)・アディダス(adidas)・ミズノ(MIZUNO)などが挙げられます。各人気ブランドの概要を紹介するので、スポーツタオルについての理解を深める際に役立ててください。
2-1. ナイキ(Nike)
アメリカに本社を構えるナイキは、スニーカーやスポーツシューズ、スポーツウェアなどで知られる有名スポーツブランドです。「スポーツの力を通じて世界を前進させる」という目的のもと、革新的なプロダクトの開発・販売を行っています。また、ナイキ製品はデザイン性や機能性に優れ、世代・性別を問わず世界中で人気を集めてきました。
ナイキのスポーツタオルは、カラー・デザインがシンプルで、おしゃれな見た目が特徴的です。吸水性・耐久性を備えた綿素材などが採用されており、長く快適に使えます。サイズやデザインが異なる、さまざまな種類のスポーツタオルが販売されているため、用途・シーンに合わせて選べる点も嬉しいポイントです。
2-2. アディダス(adidas)
ドイツのスポーツ用品ブランドであるアディダスは、スポーツを楽しむ人々に向けて豊富な商品を提供しています。「スポーツを通じて人々の生活に変化をもたらすこと」を目指し、スポーツグッズの提供によって、より良いパフォーマンスの追求をサポートしてきました。
アディダスでは、コットンテリー素材のスポーツタオルが販売されています。コットンテリー素材は、吸湿性に優れ、肌触りが柔らかいのが特徴です。体を快適に包んでくれるバスタオルサイズの大きいスポーツタオルも販売されており、スポーツやレジャーなどのシーンでマルチに使えます。
2-3. ミズノ(MIZUNO)
ミズノは、スポーツアイテムからライフスタイルグッズまでを幅広く取り扱う、日本の総合スポーツ用品ブランドです。各種スポーツウェア・シューズ・ラケット類のほか、インナーやレイングッズ・寝具など、さまざまなアイテムを提供しています。
ミズノは、スポーツタオルの種類も豊富です。公式オンラインショップには、マフラータイプ・バスタオルタイプといった、さまざまなスポーツタオルが並んでいます。品質に優れた今治タオルとのコラボアイテムや、保冷剤ポケットがついたスポーツタオル、スポーツ大会とコラボしたオリジナル記念品タオルなども購入できます。
3. 【選び方】スポーツタオルに求められる機能性
スポーツタオルを選ぶ際には、使いやすいタオルに欠かせない機能性を理解しておくのが大切です。スポーツタオルに求められる機能性として、次の5つを解説します。販促物やノベルティとして、スポーツタオルを検討する際の参考にしてください。
3-1. 吸水性
吸水性とは、運動中にかいた汗をしっかり吸収し、肌を快適に保つために欠かせない機能を指します。特にスポーツタオルには、競技中でも軽く押さえるだけで汗が吸い取れる吸水性が必要です。
汗をそのまま放置しておくと、体が冷えて運動パフォーマンスが落ちたり、体の不調につながったりするリスクが考えられます。夏の暑い日や激しい運動の際には、吸水性に優れたスポーツタオルを用意しておくのが大切です。また、吸水性を備えたスポーツタオルは、手・顔などを洗った際にも素早く拭き取れて大変便利です。
3-2. 速乾性
速乾性は、汗や水などで濡れても素早く乾く機能を指します。運動時に使うタオルが乾きにくい素材でできていると、使用中に不快感が生じる恐れがあります。また、速乾性に乏しい濡れたタオルを長時間首にかけて使うことで、冷えにつながるケースも少なくありません。
一方、速乾性が高いスポーツタオルは使用後のベタつきを抑え、次に使えるようになるまでの時間を短縮できる点がメリットです。速乾性があるタオルは持ち運びやすい軽量素材でできている場合が多く、洗濯してもすぐに乾くため、遠征時や旅行時にも役立ちます。
3-3. 抗菌防臭性
抗菌防臭性とは、汗を吸収したタオルの雑菌繁殖・ニオイの発生を抑え、清潔に保つための機能のことです。スポーツタオルが汗や水で湿った状態が続くと、雑菌が繁殖しやすい環境が生まれ、時間とともにニオイが気になってしまう場合があります。
特に、抗菌防臭性がないスポーツタオルでは汗由来のニオイや生乾き臭などが発生しやすく、不快感につながるケースが見られます。抗菌防臭性のあるスポーツタオルは、雑菌の繁殖を抑え、ニオイを防ぐため、長時間快適に使うことが可能です。
3-4. 耐久性
耐久性は、頻繁な洗濯や激しい使用でも生地が傷まず、長く使い続けられる性質を指します。スポーツタオルは主に汗を拭く目的で使われるため、汚れる度に繰り返し洗濯しても耐えられるような、丈夫な素材・加工が施されている必要があります。
汗を拭く機会が多く、摩擦が起こりやすいのも、スポーツタオルの特徴です。耐久性が低いスポーツタオルは、短期間で摩擦によるほつれや破れが生じてしまいます。スポーツタオルに耐久性が備わっていると、毛羽立ち・型崩れが起こりにくく、長期間使えます。
3-5. 冷感性
冷感性は、スポーツタオルが肌に触れたときに冷たさを感じる機能のことです。生地に接触冷感素材を使用することで、肌に触れた際にひんやりとした感触が得られ、暑い環境でも快適にスポーツを楽しめます。
また、暑い時期のスポーツ・アウトドアといったシーンでは、スポーツタオルの使用時に蒸れによる不快感が生じやすい傾向があります。冷感性の加工が施されたスポーツタオルを取り入れることで、不快感が軽減できるほか、運動後のクールダウンに利用できる点もメリットです。
4. 【選び方】スポーツタオルに使われる素材の種類
スポーツタオルは、使われる素材の種類によって、機能性などが異なります。代表的なスポーツタオルの素材として、綿(コットン)・麻(リネン)・マイクロファイバー・ポリエステルがあるので、それぞれの特徴を解説します。
4-1. 綿(コットン)
吸水性に優れ、肌触りが柔らかい綿は、タオルに使用される代表的な素材の1つです。綿は、天然繊維で肌に優しく、汗・水をしっかりと吸水します。敏感肌の人や子どもも安心して使えるほか、スポーツシーンでも大量の汗をスムーズに拭き取れる点が魅力です。
綿素材のスポーツタオルは比較的リーズナブルで、定番商品として数多く販売されています。どのような素材がよいのか迷った際や、肌に直接触れる素材にこだわりたい場合は、綿のスポーツタオルを選ぶのがおすすめです。
4-2. 麻(リネン)
麻は、吸水性や通気性に優れた素材で、汗を拭くスポーツタオルに適しています。たくさん汗を拭いても蒸れにくく、サラッと快適に使える点が魅力です。また、麻は耐久性にも優れており、摩擦や引っ張りに強い特徴を持ちます。頻繁に洗濯しても生地やせ・劣化が起こりにくいため、長く使えます。
麻素材は丈夫でお手入れしやすい反面、シワになりやすいものもあるため注意が必要です。しっかり伸ばして干すなどの工夫を取り入れると、シワを防いで心地よく使えるでしょう。
4-3. マイクロファイバー
マイクロファイバーは、吸水速乾性に優れた合成繊維素材の1つです。マイクロファイバー素材のタオルは、スポーツやアウトドア、レジャーといったシーンで汗・水などを素早く吸水してくれます。運動中に汗を拭いてもすぐに乾くため、長時間快適に使えます。
また、マイクロファイバーは軽量素材で、スポーツタオルを肩・首にかけた際に負担になりにくいのも嬉しいポイントです。コンパクトに折りたためて持ち運びに便利なため、ジムや旅行などで使うタオル素材としてもおすすめです。
4-4. ポリエステル
ポリエステルは、吸水性・速乾性に優れた合成繊維です。マイクロファイバーには、ポリエステル素材が使われています。ポリエステル素材のスポーツタオルは耐久性に優れており、頻繁に使ってもほつれ・破れが起こりにくく、洗濯による型崩れが生じにくいのも魅力です。
ただし、ポリエステルは他の素材と比べると、静電気が起こりやすい性質を持ちます。化学繊維特有のチクチクとした刺激を感じる場合もあるため、敏感肌の人は肌触りに問題がないかを確かめてから購入すると安心です。
5. 【選び方】スポーツタオルに使われる生地の種類
スポーツタオルと一口に言っても、使われる生地にはさまざまな種類が存在します。素材の織り方や生地表面の形状によって特徴が異なるため、各生地について分かりやすく解説します。
5-1. シャーリング生地
シャーリング生地は、パイル生地のループの先端を平らにカットした生地です。カットパイルという名前で表記される場合もあります。シャーリングとは、毛足を均一にカットする工程を指し、毛足が不均等なものはシャギーと呼ばれます。
シャーリング生地の大きな特徴は、滑らかで優しい手触りです。吸水性は少し劣るものの、繊維がループ状のパイル生地よりも、ひっかかりによるダメージを受けにくいのが魅力です。表面がフラットになっているため、デザインを綺麗にプリントでき、オリジナルスポーツタオルの生地としても適しています。
5-2. ワッフル生地
ワッフル生地は、表面が格子状に織られた、ワッフル菓子のような立体的な形の生地です。凹凸のある形状が吸水性と通気性を高めてくれるため、寝具・ブランケット・布巾などに幅広く使われています。空気を含み、柔らかくて軽いワッフル生地は、子ども用の衣類にも採用されています。
保湿性が期待できるうえ、軽量で持ち運びやすいのも嬉しいポイントです。適度な厚みがあって水や汗をしっかり吸収するほか、比較的速く乾くため、タオルの素材としても向いています。凸凹のおかげで肌に張り付きにくく、サラッと使える点も魅力です。
5-3. ガーゼ生地
ガーゼ生地は、綿・麻といった天然素材の糸を縦横交互に重ね編みした生地です。柔らかくて優しい肌触りが特徴で、子ども用のタオルや衣類に採用されるケースが多く見られます。吸水性は高くないものの、速乾性に優れて蒸れにくいため、シーツやパジャマなどの寝具にも取り入れられています。
ガーゼ生地のスポーツタオルは通気性も抜群で、暑い時期に肩・首にかけても熱がこもりにくく、快適に使えます。平織りで表面がフラットな形状をしているため、プリントによる文字入れが施しやすいのも特徴的です。
5-4. パイル生地
パイル生地は、表面にループ状の糸が織り込まれた生地を指します。フェイスタオルやバスタオルといった、家庭用タオルに採用される生地です。毛足が長く、他の生地と比べてボリュームがあるため、ふんわりと柔らかい肌触りをしています。
パイル生地のスポーツタオルは、吸水性や保湿性があり、肌にも優しく快適に使えます。ただし、パイル生地は素材・パイルの長さなどによっても特徴が異なるため、購入前にサンプルで使用感を比較しておくのがおすすめです。また、生地が粗く、一般的にプリントには向いていません。
5-5. 朱子織(サテン生地)
朱子織の生地はサテンという名前で広く知られ、表面に光沢があり、滑らかな肌触りが特徴です。特有の質感を持つサテン生地は、インナーやドレス、ブラウスなどの衣類に幅広く採用されています。
サテン生地のスポーツタオルは、繊維がひし形状に織り込まれている点で、他の生地と異なります。また、綿・シルク・ポリエステルといったさまざまな素材から作られるため、多様な質感が楽しめるのも魅力です。サテン生地のタオルに名入れを施す場合は、文字やデザインを刺繍入れする方法があります。
5-6. 無撚糸生地
無撚糸生地とは、撚りのない無撚糸と呼ばれる糸で作られた生地のことです。一般的なタオルや衣類に使われる生地は、繊維を撚り合わせた糸を織って作られます。無撚糸生地は、繊維を寄り合わせない分空気を含みやすく、ふんわりとした柔らかい肌触りをしています。
無撚糸生地のスポーツタオルは、吸水性や保温性に優れている点がメリットです。ただし、撚糸でできたタイプよりも耐久性が低く、洗濯によるほつれや毛落ちが起こりやすい点に注意が必要です。ボリューム感があり、繊維も細いため、名入れ用の印刷には適していません。
まとめ
名入れスポーツタオルは、実用性の高さや宣伝効果の大きさから、多くの場面で活用されています。選ぶ際には、吸水性・速乾性・耐久性などの機能を重視し、用途に適した素材や生地を選ぶことが大切です。綿やマイクロファイバーなどの素材ごとの特徴や、パイル・ガーゼ・ワッフル生地などの違いを理解し、自分の用途に合ったスポーツタオルを見つけましょう。
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