本記事では、タオルの正しい保管方法と、長期保管するときの注意点の他、タオルの中でも観賞用に購入する人も多いライブタオルの保管方法などを解説します。
タオルの正しい保管方法
折り畳んで並べて収納したり、くるくる巻いて並べたり、タオルの保管方法は家庭ごとに違うでしょう。しかし、タオルは保管方法によって、ふんわり感に差が出ることがあります。
ここでは、タオルの柔らかな肌ざわりが長持ちする正しい保管方法を紹介します。
箱や袋に入っているときは取り出す
購入したばかりのタオルや引き出物などでもらったタオルを、箱や袋のまま保管している人も多いかもしれません。しかし、箱や袋に入ったままタオルを保管すると、通気性が悪くなり、タオルが劣化する原因となります。湿度が高ければカビが生える可能性もあります。新しいタオルは、まず箱や袋から出すようにしましょう。
新品でも洗ってから保管する
箱や袋から出したタオルや買ってきたばかりのタオルは、一度洗ってから保管することが大切です。新品に見えても製造工場で生じたホコリが付いていることもあります。また、店頭に並んでいたものであれば、不特定多数の人が触っていることもあるでしょう。
なお、濃い色のタオルは、白や薄い色の衣類と一緒に洗うと色移りしてしまう恐れがあります。また、毛羽落ちすることもあるため、気になるときはタオルだけで洗うのがおすすめです。
折り畳まず巻くように畳む
タオルを保管する際は、折り畳むのではなく、以下の方法で巻くように畳みましょう。
- 1.タオルを裏返しに広げる
- 2.長い方を半分に折る
- 3.端からくるくると巻く
巻くように丸めることで折り目ができず、タオルの品質を保つことができます。ただし、きつく巻くとふんわり感がなくなってしまうため注意が必要です。また、畳んだタオルを積み上げて保管すると、タオルの中の空気を含んだパイル地が潰れてしまいます。肌ざわりをキープするためには、横に並べたり、立てて収納するのがポイントです。
巻いて保管する方がタオルの品質を保てるとはいえ、きっちりと折り畳んで収納したいという人もいるでしょう。折りたたみ収納派の人には以下のフレンチ折りがおすすめです。
- 1.タオルの裏側を上にして広げる
- 2.手前から奥に縦三等分に折る
- 3.左右の端を中央で合わせるように折る
- 4.合わせた部分を内側に折る
折り畳むときも、あまり重ねて収納せず、横に並べることでふんわり感の維持につながります。
湿度が低く直射日光の当たらない清潔な場所で保管する
タオルは保管する場所も重要です。品質を維持するために気を付けるポイントは以下の通りです。
- 湿気が少ないこと
- 温度が高すぎないこと
- 直射日光が当たらないこと
- ホコリが少ないこと
高温多湿の環境で保管すると、タオルにカビが発生しやすくなります。また、直射日光や蛍光灯の光が常に当たっていると、タオルが日焼けし、色褪せの原因になります。ホコリやダニが多い環境ではタオルが虫に食われて穴が開くことがあるため、注意しましょう。
タオルの定番の保管場所は要注意
以上のことから、浴室の隣やタンスの中といった定番の保管場所は、実はタオルの保管に適した環境ではありません。そういった場所でタオルを保管する際は、工夫が必要です。
例えば、湿度が高い浴室の隣にバスタオルを保管する場合は、敷き詰めず風通しをよくしておくとカビが発生しにくくなります。タンスで保管する際は、湿気がたまらないよう換気するだけでなく、定期的に掃除をしてホコリをため込まないようにしましょう。虫食いが気になるときは、防虫剤などを使うと効果的です。
こまめに使って経年劣化を防ぐことも大切
タオルはこまめに使って経年劣化を防ぐことも大切です。使わずに置いておいたとしても、色褪せたり、固くなったりとタオルはどんどん劣化していきます。全てのタオルをローテーションして使用することが、タオルを長く使うポイントです。お気に入りのタオルばかりを使ったり、大切なタオルを使わないでとっておいたりせずに、満遍なく使いましょう。普段使いのタオルは、収納するときは奥に置き、使うときは手前のものから使うようにすると使用感が偏りません。
使わないタオルの利用法
タオルはできるだけ使うのがおすすめですが、タオルが多いと普段使わないタオルも出てくるでしょう。捨てるほど劣化していない場合は、体や手を拭く以外の方法で利用するのも一つの方法です。「タオルの保管に適した場所を確保するのが大変」「長期間タオルをしまい込むのは抵抗がある」という場合なども、まずはタオルの使い道がないかを考えてみるとよいでしょう。以下、使わないタオルの利用法を3つ紹介します。
1. 寝具の代わりにする
タオルを寝具の代わりにするのもよいでしょう。フェイスタオルは枕カバー、バスタオルはタオルケットなど、肌ざわりのよいタオルは寝具の代わりとしても使えます。また、バスタオルを丸めてタオル枕を作れば、自分にぴったりの高さに調節できます。他にも、ひざ掛けやレジャーシート、赤ちゃんのおくるみなど、タオルの柔らかさを活かした利用法はいくつもあり、どれも簡単に試せる利用法です。
2. 寄付や譲渡
タオルの寄付や譲渡を受け付けている団体も多数あります。主に動物愛護団体や、開発途上国への支援などで集められており、新品だけでなく使用済みのものでも寄付できる団体もあります。雑巾にしたり、処分したりするのはもったいないと感じるタオルであれば、必要としている人に寄付するのもおすすめの方法です。
3. 掃除に使う
使い古しのタオルは、掃除の際の雑巾として使うと便利です。小さくカットしておけば気になる汚れをすぐに拭き取れるだけでなく、使い終わればそのまま捨てられます。食器の油汚れを拭く、車の手入れに使う、雨上がりのベランダの物干し竿を拭くなど、さまざまな場所で活躍します。
タオルの交換目安
古くなったタオルを使い続けると、ニオイが気になったり、毛羽だった繊維で髪や肌を傷付けたりする恐れがあります。古いタオルは掃除に使うなどして、新しいタオルに交換しましょう。
タオルの交換目安は、使用頻度や素材、生地の仕立て方により異なりますが、ホテルなどでは30回程度洗濯したら交換するケースが多いようです。家庭では1年くらいを目安としてもよいでしょう。
以下は、タオルの寿命を知らせるサインです。
- 肌触りが悪くなってきた
- 吸水力が以前よりも落ちた
- 繊維のほつれが目立ってきた
- カビや汚れが落ちない
- 洗ってもニオイが落ちない
これらが確認できたら、新しいタオルに取り換えるとよいでしょう。
ライブタオルを上手に保管する方法
タオルの中には、ライブタオルやキャラクターグッズのタオルなど、観賞用に保管したいものもあります。観賞用にする際の保管方法を3つ紹介します。
1. 額縁やディスプレイケースに入れて飾る
ライブタオルの上手な保管方法の1つ目は、額縁やディスプレイケースに入れて飾る方法です。飾りたいライブタオルの枚数が少ない場合におすすめの方法です。ディスプレイアイテムは、UVカット機能が付いたものもあります。観賞もしやすく、お気に入りのタオルの劣化を防げます。
しかし、額縁やディスプレイケースは購入に費用が掛かり、場所も取ります。また、タオルのサイズに合うものが見つからない可能性もあるでしょう。
2. クリップでとめて飾る
2つ目はクリップでとめ、インテリアとして飾る方法です。クリップは、持ち手が付いているダブルクリップを使います。
壁に穴を開けてもよい場合は、クリップを通した紐の両端を画鋲などで留め、クリップにタオルを挟んで飾ります。ホコリなどの汚れやクリップの跡が気になる場合は、透明な袋に入れてから飾りましょう。
壁を傷つけたくないときは、突っ張り棒にS字フックを掛けてクリップを通したり、カーテンの上部とタオルをクリップで直接とめたりして飾る方法がおすすめです。
ただし、クリップで飾る方法の場合、重みでタオルごと落ちてしまうことがあります。また、長い間飾ったままにしておくと、紫外線などでタオルが変色してしまう恐れもあります。なるべくきれいな状態で飾りたいのであれば、額縁などに入れる方がよいでしょう。
3. 収納ケースに入れる
3つ目が、市販の収納ケースにまとめて保管する方法です。収納ケースは、タオルの保管場所として環境もよく、大事なライブタオルを保管するには最適です。ライブタオルは1枚ずつ、2回ほど二つ折りにして、山の部分が見えるように入れましょう。こうすることで、収納ケースに入れたタオルの種類や枚数が分かりやすくなります。
色やサイズが異なるライブタオルを収納する場合は、仕切り板を使うと便利です。また、すぐに取り出せるようにしておきたいなら、クリアタイプの収納ケースがおすすめです。お気に入りのライブタオルを端に入れて収納すれば、外からも柄がよく見えます。逆に、ライブタオルが周りから見えないようにしたいときは、蓋付きの収納ケースに入れてもよいでしょう。
まとめ
普段使いのタオルでも、ライブなどのイベントで購入したタオルでも、できるだけ劣化を防ぐためには保管方法に注意が必要です。折り曲げたり重ねたりしない、湿度や直射日光を避けるなどのポイントに気を付けて保管するようにしましょう。
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