タオルは日常生活で頻繁に使用するアイテムのため、正しいたたみ方や収納方法を知ることで、家庭内の収納スペースを有効活用し、常に清潔で整った状態を保てます。タオルのたたみ方と収納方法を工夫すれば、生活感を隠しつつ整理整頓できるでしょう。
当記事では、基本的なタオルのたたみ方から、実用的な収納アイデア、さらにはタオルを長持ちさせる方法までを詳しく解説します。ぜひ、この記事を参考にして、すっきりとした生活空間を実現しましょう。
1. タオルのたたみ方の基本
タオルを1枚1枚バラバラのたたみ方で収納すると、かさばってしまいます。すっきりと収納するにはたたみ方を統一したり、収納スペースの幅や高さに合わせてたたんだりするのがおすすめです。
ここでは、タオルのたたみ方の基本と言える3つの方法とその手順を紹介します。
1-1. 四つ折りタオルのたたみ方
タオルの四つ折りは、たたみ方の中でも初級と言える方法です。特別なたたみ方ではありませんが、いくつかのポイントを押さえながらたたむと、きれいに仕上げられます。
四つ折りタオルのたたみ方は次の通りです。
1 | タオルの両端を持ち、長辺を半分に折ります。端と端がピッタリ合わさるように折ってください。 |
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2 | さらにタオルを半分に折ります。この時は両端をピッタリと合わせずに、少し内側にずらして折るのがポイントです。 |
3 | 最後に軽く引っ張りながら、もう一度折って完了です。 |
手順(2)の段階で少しずらして折ることにより、内側になる部分が最終的にはみ出さず、きれいな四つ折りの形に仕上がります。また、乾燥まで済ませたタオルは縮む傾向があるため、手順(3)で軽く引っぱって縮みやシワを伸ばしながらたたみましょう。
1-2. ホテル(フレンチ)折りタオルのたたみ方
ホテル折りは、ホテルでよく用いられるタオルのたたみ方です。たたみ方は下記を参考にしてください。
1 | タオルの裏面を上にして広げましょう。タオルの端の縫い目部分を確認すると、表裏を見分けやすくなります。 |
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2 | タオルの短辺を三つ折りにします。まずは手前部分を折り、続いて折った手前部分に覆い被せるように奥側を折ってください。 |
3 | タオルの長辺を半分に折った後、さらに半分に折れば完了です。 |
ホテル折りはホテルで採用されている方法とは言え、簡単に取り組めるたたみ方です。多少厚みをもたせてたたむことで、少しリッチな雰囲気に仕上げられます。
1-3. くるくる折りタオルのたたみ方
高さのあるかごや奥行きのある引き出しなどにタオルを収納する方は、くるくる折りの方法もおすすめです。くるくる折りは下記の手順でたたんでください。
1 | タオルの長辺を半分に折ります。 |
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2 | 左下の角を持ち、真ん中より少し先の内側まで折りたたみます。続いて右上の角を持ち、左下と同じように内側に向けて折りたたみましょう。 |
3 | 右下の角から内側に向けて、くるくると最後まで巻き完了です。 |
くるくる折りにしたタオルをかごに立てて入れると、取り出しやすくなります。くわえてタオルを重ねて収納しないため、タオルに重さがかかりにくく風合いが保ちやすいのも特徴です。周囲のタオルと接する面積が少なく、通気性も確保した上で収納できます。
2. タオルの収納アイデア
タオルの使用頻度や収納スペース、ライフスタイルによって収納方法を工夫すると整理整頓に役立ちます。バスタオルやフェイスタオルといったサイズごとのほか、用途などで収納方法を分け、より便利に使えるようにしたり見た目を整えたりするのも可能です。
ここでは、タオルの収納に役立つ3つのアイデアを紹介します。
2-1. タオルストッカーを取り入れる
タオルストッカーは「タオルホルダー」とも呼ばれる、脱衣所や洗面所などの隙間を利用してタオルを収納できるアイテムです。狭い場所でもタオルストッカーを設置すると、収納スペースを増やせます。
バータイプは2本の棒を縦にして隣同士に並べ、くるくる巻きにしたタオルを横向きに挟み込むだけで収納完了です。ほかにもスリムな棚タイプや、ティッシュケースのような長方形の形状で、中央の穴からタオルを取り出せるタイプもあります。
タオルストッカーは、片手でタオルを取り出せる利便性があり、見せる収納としてもおしゃれに活用できるアイテムです。100円ショップやインテリアショップなどでも販売されており、比較的手に入れやすいメリットがあります。
2-2. 折り目を揃えて収納する
たたんだタオルは折り目を揃えて収納すると、生活感を抑えられるためおすすめです。重ねる際は折り目が手前になるようにし、立てる際は上になるように収納するとスッキリとした見た目になります。
タオルの折り目が手前にある収納方法は、インテリアショップや雑貨ショップなどでも基本的に取り入れられている手法です。見た目のよさにくわえて、タオル1枚1枚の境目が分かりやすくなり、必要な枚数だけ取り出しやすいメリットがあります。
反対にタオルの端が手前になるように収納すると、タオルごとの境目が分かりにくくなるほか、整理整頓にも時間がかかります。たたんだ後に折り目を揃える一手間をかけるだけで、タオルを取り出す際のストレスが軽減できるためおすすめです。
2-3. かごや棚に収納して生活感を隠す
かごや棚にタオルを収納すると、生活感を隠すのに役立ちます。棚の引き出しや洗面台のミラー裏などであれば、特にタオルが目につきません。かごに収納する場合はくるくる折りにしてコンパクトに並べると、ホテルのアメニティスペースのような見た目に演出できます。
かごは素材にこだわって選ぶのもおすすめです。例えば、ラタンとも呼ばれる籐を使用したバスケットは通気性に優れています。素材を生かしたデザイン性の高いかごであれば、インテリアとしての活躍も期待可能です。また、かごの上から目隠し用の布をかければ、より生活感を隠して収納できます。
3. タオルの寿命と長持ちさせる方法
タオルは繰り返し使うと、どうしても使い始めの柔らかさが少しずつなくなります。古いタオルは使用時の快適さも失われるため、適切なタイミングで交換しましょう。
ここでは、交換タイミングの目安となるタオルの寿命や、長持ちさせる方法を紹介します。
3-1. 一般的なタオルの寿命
タオルの寿命は、ホテルでは一般的に洗濯30回程度と言われています。30回を超えると、タオルのパイルや繊維の傷みが進み、吸水性が落ちるのが理由です。また、タオル生地が硬くなり当初の肌触りや快適な使用感も損なわれます。
一般家庭では揃えているタオルの枚数や使用頻度、収納場所などの違いにより、洗濯回数30回が寿命とは一概に言い切れません。場合によっては30回よりも早いタイミングで、タオルの風合いが失われてしまいます。そのため、吸水性の低下や生地の硬さを感じ始めた場合は、洗濯回数30回を迎える前に早めに交換するのがおすすめです。
3-2. タオルを長持ちさせる方法
下記に挙げる方法やポイントを押さえてタオルを洗濯・乾燥すると、長持ちさせるのに役立ちます。
・汚れたらすぐに洗濯する
長時間タオルの汚れを放置すると、悪臭やカビの発生を招きます。悪臭・カビは、タオルの傷みの原因となるため早めの洗濯が必要です。
・柔軟剤を使わない、または使用頻度を減らす
柔軟剤を使用すると柔らかい仕上がりになる一方で、繊維が水を弾きやすくなり吸水性が落ちる場合があります。柔軟剤を使わない、もしくは使用頻度を減らし洗濯するのがおすすめです。
・洗濯後はすぐに干す
洗濯直後はタオルの繊維が寝ている状態です。干す前の放置時間が長くなるとそのまま乾いてしまい、タオルが硬くなるため早めに干しましょう。
ギフトなどでもらったタオルも保管したままにせず一度洗濯しておくと、折り目部分の繊維の傷みを抑えて長持ちさせられます。
まとめ
タオルのたたみ方と収納方法を工夫すれば、見た目の美しさと実用性を両立させられます。基本的なたたみ方をマスターし、収納スペースに合わせたアイデアを取り入れることで、タオルを整然と保てるでしょう。
また、タオルの寿命を延ばすためのケア方法も重要です。適切な洗濯や乾燥を行い、日常の手入れを怠らないようにすれば、タオルの風合いを長く維持できます。
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