結婚内祝いの定番ギフトとして人気のあるタオルですが、「タオルは失礼にあたるのでは?」と気になる方もいるかもしれません。かつては白いタオルが弔事を連想させることから敬遠されることもありましたが、現在ではそのイメージも薄れ、実用的で喜ばれるギフトの1つとなっています。
当記事では、結婚内祝いでタオルが選ばれる理由や、贈る際に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。結婚内祝いに何を贈るか迷っている方や、失礼にならないタオルギフト選びのコツを知りたい方は、ぜひご覧ください。
結婚内祝いでタオルの贈り物は失礼?
結婚内祝いの品としてタオルを考えている方の中には、「タオルを贈るのは失礼?」と不安に思う方もいるかもしれません。確かに、かつて白いタオルは弔事を連想させるとして、お祝いごとにはふさわしくないとされていました。しかし、現在では「白いタオル=弔事」というイメージは薄れ、実用的なギフトとして人気があります。
特に、今治謹製や今治タオルブランド認定の高品質なタオルは、結婚内祝いギフトとしても人気があります。実用性とデザイン性を兼ね備えたタオルギフトは、世代を問わず多くの方に喜ばれるため、選びやすい贈り物の1つです。贈る相手の家族構成に合わせて、子ども用のやわらかい素材のものや、高品質なバスタオルを選ぶのもよいでしょう。
新生活をスタートさせる夫婦にとって、品質の良いタオルは重宝するものです。実用性とデザイン性を兼ね備えたタオルを選ぶことで、相手に喜んでもらえる内祝いとなるでしょう。
2.結婚内祝いでタオルが人気の理由
結婚内祝いの品選びでは、「もらった相手が使いやすいものかどうか」も重要なポイントです。その点、タオルは日常生活で欠かせないアイテムの1つであり、何枚あっても困ることがなく、家族構成やライフスタイルに関係なく喜ばれるギフトです。
ここからは、タオルが結婚内祝いとして人気の理由を詳しく紹介します。
2-1.縁起が良い意味が込められている
結婚内祝いにタオルを贈ることは、単なる実用品のプレゼントではなく、縁起の良い意味を持つ贈り物としても注目されています。タオルは、一本一本の細い糸を丁寧に織り上げて作られるものです。日本では、古くから「糸」は人と人との縁を表すものとされ、「運命の赤い糸」という言葉もあるように、人生の大切な結びつきを象徴しています。
そのため、タオルは「良縁を紡ぐ」「夫婦の絆を強くする」といった意味を持つ縁起の良いアイテムと考えられています。「一本の糸から出会いを紡ぎ、人生をともに織りなしていく」というメッセージを込めて贈れば、より深い意味を持つ内祝いギフトになるでしょう。
2-2.毎日使えるものなので困らない
タオルは、日常生活に欠かせないアイテムの1つです。顔や手を拭く、汗を拭う、入浴後に使うなど、その用途は多岐にわたります。そのため、もらった相手が使わないことがあまりなく、結婚内祝いとしても安心して贈れるギフトです。
特にタオルは消耗品であり、長く使っていると生地が摩耗し、吸水性が低下したり、肌触りが悪くなったりするため、定期的な買い替えが必要になります。しかし、自分では後回しにしがちなアイテムでもあるため、高品質なタオルを贈ることで、相手にとって嬉しいプレゼントとなるでしょう。
2-3.セット内容を工夫しやすい
タオルは他の贈り物とセットにしやすいことも、結婚内祝いで人気の理由の1つです。例えば、お菓子や紅茶などの食品と組み合わせることで、華やかで特別感のあるギフトに仕上げることができます。また、洗剤や入浴剤などの日用品とセットにすることで、より実用的な贈り物として相手に喜ばれるでしょう。
近年では、有名ブランドのタオルとスイーツのセットなど、既製のギフト商品も多く販売されています。こうしたギフトセットなら、予算や相場に応じて適切な価格帯のものを選びやすく、相手に負担を感じさせない絶妙なバランスで贈ることができます。
3.結婚内祝いで避けたほうがいいタブー・失礼なアイテム
結婚内祝いは、結婚祝いをいただいた方への感謝を伝える大切な贈り物です。しかし、どのような品物でも良いわけではなく、縁起が悪いとされるものや失礼にあたるものもあります。特に、伝統的な考えを大切にする方へ贈る場合は、慎重に選ぶことが必要です。
ここからは、結婚内祝いで避けたほうがよいタブー・失礼なアイテムを紹介します。
3-1.縁が切れることを連想させる「ナイフやハサミ」
結婚内祝いでは、包丁やハサミなどの刃物を贈ることは避けたほうがよいとされています。理由として、「刃物=縁を切る」という連想があるため、お祝いの贈り物としてふさわしくないと考えられているためです。特に、年配の方や伝統的な考えを重んじる方には、あまり良い印象を持たれないこともあります。
もし包丁やハサミを贈りたい場合は、相手にあらかじめ意向を確認したり、名入れやメッセージを添えたりすることで、より心のこもった贈り物にすることができるでしょう。
3-2.関係が壊れることを連想させる「カップやガラス」
グラスや陶器などの割れやすいアイテムは、「関係が壊れる」「別れる」といったイメージを持たれることがあり、結婚内祝いでは避けるべきと考えられてきました。特に、縁起を大切にする人には気にされる可能性があるため、選ぶ際には慎重になったほうがよいでしょう。
ただし、最近ではこうした考えを気にしない人も増えており、デザイン性の高いペアカップやブランドグラスなどは人気の贈り物になっています。
3-3.慶事ではタブーと言われる「日本茶」
日本茶ギフトは、香典返しなどの弔事で用いられることが多く、結婚内祝いには不向きとされています。特に、年配の方や伝統を大切にする方の中には、お祝いの品として日本茶を受け取ることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
しかし、日本茶は本来、慶事にも用いられる飲み物です。もし日本茶を贈りたい場合は、華やかなパッケージのものを選んだり、高級茶葉をセットにしたりすると、お祝いの気持ちが伝わりやすくなります。贈る相手の好みを考えながら、適切な選び方をすることが大切です。
3-4.忌み数字と同じ響きの「くし」
「くし」は「9(苦)」と「4(死)」を連想させるため、結婚内祝いの贈り物としては縁起が悪いとされています。さらに、使っているうちに歯が欠けることもあり、関係が壊れることを連想させるとも考えられています。
どうしてもヘアケア用品を贈りたい場合は、ブラシやヘアミストなど、くし以外のアイテムを選ぶことで、相手に安心して受け取ってもらえるでしょう。
3-5.目上の方にNGな「靴下や靴」
靴や靴下は「足で踏みつける」ものとされ、特に目上の方への贈り物には適さないと考えられています。そのため、結婚内祝いなどの慶事の品としては避けたほうが無難でしょう。
しかし、親しい関係であれば、デザイン性の高い靴下やブランドの靴を贈るケースもあります。目上の方へ贈る際は、誤解を招かないよう別の品物を選ぶか、相手の希望を事前に確認すると安心です。
3-6.目上の方にNGな「現金」
結婚内祝いとして、現金を贈るのはマナー違反とされています。理由は、「お金を渡す=目下の人が目上の人に施しをする」という意味に捉えられ、失礼にあたると考えられているためです。
一方で、商品券やギフトカードであれば、使い道が自由で喜ばれることもあります。しかし、目上の方への贈り物としては避けたほうが無難でしょう。好みが分からない場合は、カタログギフトを選ぶのが安心です。
4.結婚内祝いを失礼なく贈ろう!確認したいマナー3つ
結婚内祝いは、お祝いをいただいた方へ感謝の気持ちを伝える大切な贈り物です。しかし、贈るタイミングや品物の選び方、のしのマナーなどを誤ると、相手に失礼にあたることもあります。相手に気持ちよく受け取ってもらうために、最低限のマナーを押さえておきましょう。
ここからは、結婚内祝いを贈る前に確認したい基本マナーを紹介します。
4-1.結婚内祝いの相場
結婚内祝いの相場は、いただいたお祝いの「半額~3分の1」が目安とされています。例えば、1万円のお祝いをいただいた場合、5,000円程度の品を贈るのが一般的です。ただし、ご祝儀が高額な場合は、半額では負担が大きくなるため、3分の1程度に調整することもあります。
特に目上の方からのお祝いには、「新生活を応援する気持ち」が込められているため、高額な内祝いを贈ると失礼にあたることもあります。無理のない範囲で、相手に喜んでもらえる品を選びましょう。迷った場合は、半返しを基本に考えておくと安心です。
4-2.結婚内祝いの熨斗(のし)
結婚内祝いを贈る際は、のし紙を付けるのがマナーです。水引は、5本の水引を2本重ねた「10本結び切り」または「淡路結び」が一般的で、表書きには「内祝」や「寿」と記します。名前の記載は、夫婦の連名や結婚後の新姓を用いるのが一般的です。
また、贈る方法によって「内のし」と「外のし」を使い分けるのがポイントです。手渡しの場合は「外のし」、配送の場合は「内のし」が適しています。品物と一緒に、お礼のメッセージを添えると、より丁寧な印象を与えられるでしょう。
4-3.結婚内祝いを贈るタイミング
結婚内祝いは、基本的に「結婚式が終わってから」贈るのがマナーです。結婚式前にお祝いをいただいた場合でも、式後に改めてお返しをするのが一般的とされています。
お返しのタイミングは、結婚式後3週間~1か月以内が目安です。あまりに早すぎると相手に気を使わせてしまい、反対に1か月を過ぎると「お返しがないのでは?」と不安に思われる可能性があります。お祝いをいただいたら、まずは電話やメールなどで感謝を伝え、内祝いの準備を進めましょう。
まとめ
タオルは結婚内祝いとして人気のあるアイテムです。消耗品でありながら、上質なタオルは長く使えるため、特別な贈り物としても選ばれています。また、タオルは家族構成やライフスタイルを問わず、どのような方にも喜ばれるため、贈る相手を選ばないのも魅力の1つです。
クラTジャパンでは、タオルの名入れやオリジナルデザイン刺繍・ネーム刺繍を施し、オーダーメイドのギフトを提供しています。また、メディカルウェア(スクラブ)などのさまざまなオリジナル製品の製造も行っており、用途に応じたオリジナルアイテムをお作りいただけます。
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