Tシャツはシーズンを問わず着ることができ、豊富なデザインやカラーが魅力的なアイテムですが、その収納方法に困っている方も多いのではないでしょうか。特にTシャツが増えると、どのように整理整頓するかが大きな課題となります。
当記事では、Tシャツを収納する際のたたみ方や、効率よく収納するためのポイントや具体的な方法、便利な収納アイテムを紹介します。収納スペースを最大限に活用するためのヒントを知り、毎日のコーディネート選びがスムーズに進む整理整頓されたTシャツ収納を目指しましょう。
1. 【基本】Tシャツを収納する際のたたみ方
Tシャツを上から見えるようにコンパクトにたたむことで、デザインや特徴が一目で分かり、取り出しやすくなります。ここでは、効率的で美しいたたみ方を2つ紹介します。
1-1. 重ねて収納する場合のたたみ方
重ねて収納する場合のたたみ方では、Tシャツをシンプルに四角に整えます。簡単にたためる上、収納後にタンスなどを開けたときにTシャツのデザインを一目でチェックできるのがメリットです。アパレルショップでもよく見られるたたみ方で見た目が美しく、収納スペースを効率的に活用できます。
1 | 裏面を上にしてTシャツを平らな場所に置きます。 |
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2 | Tシャツの左右を3分の1ずつ内側に折りたたんでいきます。袖がはみ出た場合は、裾を斜めに折り返すときれいに収まります。 |
3 | Tシャツの裾を持ち上げて、首元の位置に向かって折りたたみます。この時点で、Tシャツが上下に折られた形になります。 |
4 | Tシャツを縦に半分に折った状態から縦に3分の1折り、再び3分の1折りたたむことで、よりコンパクトに収納できます。 |
Tシャツを置いて左右に折りたたむ際は、収納するタンスやケースの幅に合わせて折り幅を調整すると、きれいに収納できます。また、収納時にTシャツが自立するため、簡単に取り出せるようになります。
1-2. 丸めて収納する場合のたたみ方
丸めて収納する場合のたたみ方は、Tシャツをよりコンパクトにでき、特に収納スペースが限られている場合に便利です。Tシャツをきれいにまとめながら、シワを最小限に抑えることもできます。
1 | 表面を上にしてTシャツを平らな場所に置きます。 |
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2 | 裾を約5~8cm外側に折り返した後、Tシャツの左右を3分の1ずつ内側に折りたたみます。 |
3 | 襟元から裾に向かって、くるくると巻いていきます。 |
4 | 折り返しておいた裾部分をひっくり返し、丸めたTシャツを包み込む形にして完成です。 |
これにより、Tシャツはきちんと丸まった状態で崩れにくく、すっきりと収納できます。Tシャツを丸める際は、手で軽くアイロンをかけるように意識するとシワを防げます。大量のTシャツを整理するのにも適しているほか、旅行や外出時の持ち運びにも最適な方法です。
2. シワにならない!Tシャツの簡単な収納方法
せっかくきれいにたたんでも、Tシャツを乱雑にしまうとシワが付いてしまいます。ここからは、効率的かつ簡単にシワを防ぐTシャツの収納方法を紹介します。
2-1. 収納ケースや引き出しに仕切りを入れて立てる
収納ケースや引き出しに仕切りを使うと、Tシャツが自立しやすくなり、重ねて収納するよりもスムーズに取り出せます。たたんだTシャツを縦に並べれば、すべてが一目で見えるようになり、着たいTシャツをすぐに探すことが可能です。
また、収納ケースや引き出しに仕切りを使う際は、色やサイズごとに分類すると、簡単に整理整頓できます。Tシャツがごちゃごちゃになりがちなときは、カテゴリーごとに仕切ってみましょう。仕切りには、市販の仕切り板のほか、空き箱やブックスタンドなども活用できます。
2-2. 小さいカゴやバスケットに入れる
収納スペースが限られている場合や、クローゼットを使わない場合は、Tシャツを小さいカゴやバスケットに入れて収納する方法もあります。カゴやバスケットの中にTシャツを立てて入れれば、必要なときにさっと取り出せ、重ねて収納する場合に比べて乱れる心配が少なくなります。棚の上に置いたり、床に無造作に置いたりすることもできるので、収納の自由度が高くなるでしょう。
インテリアにもなじむ、おしゃれなカゴやバスケットを使えば、見せる収納としても活用できます。カゴやバスケットのデザイン・色にこだわり、洗練された収納を演出しましょう。カゴやバスケットに布をかけると、埃からTシャツを守れます。
2-3. オープンラックに数枚ずつ平置きする
オープンラックに平置きする収納方法は、Tシャツのデザインやロゴをインテリアの一部としてディスプレイし、視覚的に楽しみながら整理整頓できる点が大きな魅力です。オープンラックを使用する場合、1枚ずつTシャツを丁寧にたたむことで、整然とした美しい収納空間になります。
トレータイプの棚を使うと、引き出し感覚でTシャツを取り出せるので、便利です。特にお気に入りのTシャツやデザインが目を引くTシャツは、ディスプレイのように飾り、部屋全体のインテリアとして活用してもよいでしょう。ただし、平置き収納は埃や色褪せの問題が生じやすいため、定期的な掃除を心がけるようにしてください。
2-4. 丸めたまま収納ケースや引き出しに入れる
Tシャツを丸めるとコンパクトになり、収納スペースを最大限に活用できます。そのまま収納ケースや引き出しに入れるとTシャツが自立し、上からすべてのTシャツを一目で確認できるため、着たいTシャツをすぐに見つけ出せるでしょう。Tシャツを色や柄で分けて収納すると、さらに取り出しやすくなります。
Tシャツを丸めたまま入れる方法は、半袖だけでなく、長袖のTシャツを収納する際にもおすすめです。収納ケースや引き出しの内寸の高さに合わせてTシャツを丸めると、さらに収まりがよくなります。
2-5. たたまずにハンガーラックにかける
たたまずにハンガーラックにかけて収納する方法は、忙しい日常を送っている方や、たたむのが面倒な方に最適な収納方法です。洗濯後に干したTシャツをそのままハンガーラックにかければ、たたむ手間を省くことができます。Tシャツを一目で確認できるため、他の衣類との混乱を避けながら目的のTシャツを選べるようになるでしょう。
また、Tシャツを吊るすことには、たたむことで生じる折りジワを防ぐ効果もあります。ただし、ハンガーにかける際には型崩れに注意が必要です。Tシャツの首が伸びたり肩の部分に跡が付いたりしないよう、滑りにくい素材や肩幅に合うサイズのハンガーを使用しましょう。
3. Tシャツの収納に使える便利アイテム
Tシャツをすっきり収納したい人は、アイテムを使用するのも1つの方法です。アイテムを用いることで、よりきれいに収納できるようになったり、収納するスピードをアップさせたりする効果が現れるでしょう。以下からは、Tシャツを収納する上で便利なアイテムについて徹底解説します。
- 仕切り板
TシャツとTシャツの間に挟むことで仕切りを作れるアイテムです。仕切り板を用いてブランドごと・カラーごとに分けると、Tシャツを管理しやすくなるでしょう。タンスを開いた際、着たいTシャツをすぐに見つけやすくなります。仕切り板が支えることで、Tシャツが倒れてシワになるのを防げる点もポイントです。 - たたみボード
ボードの上にTシャツを乗せ、折り曲げていくだけで簡単にTシャツがたためるアイテムです。誰でも素早くきれいにたためるようになるため、家事が苦手な人やスピーディーに済ませたい人に向いています。 - 収納ケース
収納ケースに収納することで、長期間着ないTシャツをコンパクトに管理できます。収納ケースごとに季節ものを入れれば、衣替えも容易に行えるでしょう。蓋を閉めて収納すれば、ほこりも防げます。匂いが気になる人は、消臭シートを入れておくのがおすすめです。 - Tシャツロール
Tシャツを丸めて収納する上で役立つアイテムです。Tシャツをくるくると丸め、Tシャツロールを巻いて留める形で使用します。広がらずコンパクトに収納できるようになるため、タンスの中が雑然とするのを防げます。購入する際は、さまざまなTシャツの厚みに幅広く対応できるものを選択するのがおすすめです。
4. Tシャツ収納のポイントは?
Tシャツを収納する際は、いくつか意識すべきポイントがあり、考慮せずに収納すると、着用する際に困るケースがあります。以下では、特に覚えておくべきポイントを3つ紹介します。
4-1. 見つけやすさを意識する
Tシャツは、柄が分かるような状態にたたんで収納するのがおすすめです。丸めるような形で入れると、すぐに柄が分からず、開いてチェックする手間が発生します。Tシャツの柄が一目で判断できるようになることで、引き出しを開けた際、その日に着たい服をすぐにチョイスできるようになります。
4-2. 形が崩れないように収納する
Tシャツはたたむとシワになるケースがあるため、ハンガーにかけて保管している人も多いでしょう。しかし使用するハンガーによってはハンガーの跡がつくというデメリットがあります。したがってTシャツを収納する際は、跡がつかないハンガーを使ったり、シワになりにくいたたみ方を意識したりすることが大切です。
ハンガーは、首元が伸びないよう滑り止めのついたものがよいでしょう。肩のサイズが合っていないと肩のあたりに跡がつきやすくなるため、サイズが合ったものを購入することも重要です。
4-3. 収納時はある程度の余裕を持たせる
Tシャツの枚数が多いために衣装ケースやタンスに詰め込みすぎると、次に取り出す際にシワがついたり、奥にしまったTシャツが見つからなかったりする場合があります。特にプラスチック製の衣装ケースは湿気がこもりやすく、カビや虫食いのリスクも高まります。
収納スペースに余裕を持たせると、Tシャツ同士が圧迫されず、シワを防ぎつつスムーズに取り出すことが可能です。必要なTシャツを探しやすくなれば、無駄な時間も省けるでしょう。整理整頓の際には、使用頻度の低いTシャツや長年着ていないTシャツは思い切って手放すのも一案です。
5. Tシャツ収納・保管時の注意点
Tシャツを長期間綺麗な状態で保管するためには、いくつかの注意点があります。特にカビと虫食いは、Tシャツの劣化を早める原因となるので、しっかりと対策を講じましょう。
- カビ
カビは湿度の高い場所で発生しやすく、特にクローゼットや衣類の収納スペースが密閉されて湿気がこもった状態でTシャツを保管していると、カビが繁殖する可能性があります。カビを防ぐためには、まず湿気を逃がすことが必要です。除湿剤を置いたり、通気性のよい場所にTシャツを収納したりして、湿度が上がりすぎないよう管理しましょう。特に洗濯後の湿ったTシャツをそのまま保管するとカビの原因になるため、完全に乾かしてから収納しましょう。 - 虫食い
虫食いは、衣類に虫が卵を産み付け、その幼虫が衣類を食べることで発生します。虫は特に湿気の多い場所や暗い場所を好むため、クローゼットやタンスにTシャツを長期間収納していると虫食いのリスクが高まります。虫食いを防ぐためには、まずTシャツを収納する前にしっかりと洗濯し、風通しのよい場所で乾燥させることが重要です。収納場所をこまめに換気し、防虫剤を使いましょう。衣類をぎゅうぎゅうに詰め込まず、風通しをよくすることも虫食いの予防には効果的です。
カビや虫食いの対策を取ることで、Tシャツを長く綺麗な状態で保管でき、次に取り出すときにも気持ちよく着られるでしょう。
まとめ
Tシャツの収納方法にはさまざまなアプローチがありますが、どの方法にも共通するのは「取り出しやすさ」や「型崩れを防ぐ工夫」が大切ということです。整理整頓しやすい収納方法としては「Tシャツをきれいにたたむ」「丸める」「ハンガーラックにかける方法」などが考えられます。
さらに、仕切り板や収納ケースなどの便利なアイテムを使うことで収納効率を高め、美しい見た目を保てます。Tシャツを収納する際は、収納スペースの大きさやTシャツの枚数に合わせて最適な方法を選びましょう。
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