人によってTシャツの下にインナーを着るタイプと、インナーを着用せずに素肌の上にそのまま着るタイプがいます。インナーを着ない方からすれば、わざわざTシャツの下にインナーを着る意味は何なのか気になるのではないでしょうか。実は、Tシャツの下にインナーを着ることには、さまざまなメリットがあります。
当記事では、Tシャツの下にインナーを着用するメリットや、インナーを選ぶ際に押さえておきたいポイントなどを解説します。
1.Tシャツの下にインナーは必要?着用するメリット
Tシャツの下にインナーを着る人と着ない人は、それぞれ一定数存在します。普段インナーを着ない人にとって、本当にインナーは必要なのか疑問に感じられるでしょう。
Tシャツの下にインナーを着用する3つのメリットについて解説します。
1-1.乳首や地肌の透けを防げる
乳首や地肌の透けを防げることは、Tシャツの下にインナーを着用する大きなメリットとなります。特に、白色のTシャツは、地肌や下着の色が透けてうつりやすく、男性・女性問わずに注意が必要なカラーです。
また、Tシャツから乳首が透けて見えることは、多くの人が気になっている問題です。Tシャツの下にインナーを着ていないと乳首の形が浮き出て、見る人を不快な気持ちにさせる可能性があります。
白Tシャツを着たときの地肌・下着の透けや、乳首がTシャツに直接触れるのを防げば、相手の印象を損ねないメリットが期待できるでしょう。
1-2.汗ジミやニオイを軽減する
Tシャツではなくインナーに汗を吸収させることで、汗ジミやニオイが軽減されます。
暑い夏の日やスポーツをした後など、Tシャツによっては脇汗が目立ってしまうケースが少なくありません。汗ジミは見ている人に悪印象を与える可能性があったり、放置すると黄ばみやニオイの原因となったりと、いずれもデメリットにつながる避けたい事柄です。
Tシャツと肌の間にインナーシャツを1枚挟むことで、インナーが汗を吸収してTシャツの汗ジミ防止につながります。インナーの中には、吸水速乾性や冷感性、抗菌防臭加工の機能を備えた素材を使用するものも多く、汗をかいても快適に過ごせるのが特徴です。
汗ジミやニオイを軽減するインナーを使用することで、自分が着ていて心地よく、見ている相手にも不快感を与えないメリットがあります。
1-3.Tシャツを汗や皮脂から守る
大切なTシャツを汗や皮脂から守るのも、インナーの重要な役割です。衣服は、着ているうちに体から出る汗や皮脂の汚れが溜まります。衣類に付着した汗・皮脂の汚れは、酸化して黄ばみになり、やがて黒ずみへと変化します。
黄ばみ・黒ずみで汚れた衣類は、通常の洗濯ではなかなか汚れを落とせません。そのため、汗や皮脂をダイレクトに吸収するインナーの存在は重要です。
消耗品の要素が強いインナーは、機能性を備えていてもリーズナブルな価格帯のものが多い傾向にあります。「インナーを着古して黄ばみ・黒ずみが見られたら、新しいものを購入する」という点に対してためらう人は少ないでしょう。大切に着たいTシャツほど、黄ばみ・黒ずみを避けるインナーの着用が欠かせません。
2.若者ほどTシャツの下にインナーを着用する傾向がある
大手繊維製品メーカー「GUNZE」が実施したアンケート調査によると、20代の過半数がTシャツの下にインナーを着用すると回答しています。一方、40代~50代は着用すると回答した人が20%台にとどまり、Tシャツの下にインナーを着用する習慣が乏しい傾向にあることが伺えます。
【年齢別】Tシャツの下にインナーを着用する方の割合 | |
---|---|
年代 | 割合 |
60代 | 33.6% |
50代 | 24.1% |
40代 | 24.9% |
30代 | 41.3% |
20代 | 56.0% |
出典:GUNZE「【グンゼのin.T】Tシャツの着こなしに悩むメンズの救世主「Tシャツ専用インナー」のこだわりが凄い!
Tシャツの下に紳士用インナーを着用しないことで引き起こされる問題として、乳首の透けが挙げられます。Tシャツ姿のときに乳首の形が浮き出て見えると、「清潔感がない」「不快だ」と思う人が少なくありません。
上記の調査では、40代~50代のインナー着用率が低い結果となっているものの、周囲への影響を考慮して、年齢にかかわらず乳首の透けにきちんと対策する必要があります。
3.Tシャツの下に着るインナーの選び方
これまでTシャツの下にインナーを着る習慣がなかった人は、種類豊富なインナーからどれを選べばいいのか悩んでしまうことでしょう。Tシャツ用インナーを選ぶ4つのポイントを解説します。
3-1.Tシャツのネックタイプに合わせる
首元からインナーが見えないよう、お気に入りのTシャツのネックタイプとセットでインナーの首まわりのタイプを選びましょう。インナーよりもTシャツのえりが深く、インナーが見えているとだらしない印象を与える可能性があります。
Tシャツのネックタイプに合わせて、インナーがはみ出さない首まわりのものを選ぶのが大切です。迷ったときは、ギリギリのラインを攻めるのではなく、Vネックやゆとりのあるクルーネックなど襟ぐりの深いタイプを選ぶとよいでしょう。
特に、白や黒など、肌の色と対照的なカラーのインナーは、首元から見えたときに目立ちやすいので、首まわりのタイプには十分注意が必要です。
3-2.透けにくいカラーのインナーを着る
Tシャツから透けにくいカラーのインナーを着るのもポイントです。黒やネイビーなど、ベーシックな濃いカラーを選ぶ人も少なくありません。しかし、白やパステルなど淡いカラーの無地Tシャツに重ねると、インナーの濃いカラーが透けて見えるため避けたほうがよいでしょう。
インナーカラーにこだわりがないときは、肌の色に近いベージュを選ぶのがおすすめです。淡いカラーのTシャツに重ねて着ても、透けて見えず違和感の少ないカラーとなっています。
服の色に合わせて、インナーカラーを選ぶのも1つの方法です。ただし、Tシャツのカラーバリエーションが多いと、それぞれのインナーも数種類用意して色味を合わせる必要が出てきます。
透けにくく、使い勝手のよいカラーを求める人には、定番のベージュの肌着がぴったりです。
3-3.インナーの形状や素材を確認する
インナーを選ぶ際は、形状や素材に着目して着心地のよいものをピックアップするのもおすすめです。
半袖・長袖、首まわりのタイプなど、インナーの形状は商品によって多様です。普段着用しているTシャツを思い浮かべ、しっくりくるものを選びましょう。
また、肌に密着するインナーは、汗対策に特化したものも少なくありません。具体的には、汗がよく染み込む吸汗性、乾きが早くさらっと着られる速乾性、Tシャツ内に熱がこもりにくい通気性などが、インナー機能としてよく見られます。
特殊な素材や加工を施し、汗のにおい移りを防ぐ防臭性能を備えたインナーもあります。汗染みや黄ばみ・黒ずみなど、汗や皮脂による汚れ対策としてインナーを着用するのであれば、形状や素材にこだわって選ぶのも1つの方法です。
3-4.サイズ感を意識する
Tシャツの下に着るインナーは、サイズ感を意識することも大切です。インナーを選ぶ際、大きめサイズよりも体のラインに沿ったフィット感のあるサイズのものをおすすめします。
大きめサイズのインナーを着ると、Tシャツの下に余分な布がもたついて、見たときのシルエットが美しく見えません。肌にしっかり密着するインナーは、余分な空間を生み出さず、着やせして見えるのもメリットです。
そのほか、インナーの丈が長すぎてTシャツの裾からはみ出ていないか確認が必要です。Tシャツからインナーが見えていると、相手にだらしない印象を与える可能性があります。
身だしなみ・見栄えの観点から、Tシャツの下に着るインナーを選ぶ際は、自分の体にフィットするサイズ感を考慮することが大切です。
まとめ
インナーを着用せずにTシャツを着ると、乳首や地肌が透けて見えます。着ている本人は気にしていなくても、周囲の人は目のやり場に困ってしまいかねません。ほかにも、地肌が直接Tシャツに触れることで汗ジミが目立ったり、Tシャツの黄ばみ・黒ずみにつながったりします。
Tシャツの下にインナーを着用すれば、上記のような問題を解決できるでしょう。インナーを購入する際は、Tシャツのサイズやネックタイプに合ったものがおすすめです。また、素材やカラーにもこだわれば、乳首の透けや汗ジミが目立つのを防ぎながら快適に過ごせます。
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