タオルにピンク色の汚れがついてしまう経験をされた方も多いのではないでしょうか。このピンク汚れは見た目が悪いだけでなく、雑菌の繁殖や色移りが原因で発生するため、衛生面でも気になります。そのため、ピンク汚れを取り除き、タオルを清潔に保つ方法を知っておくことが大切です。
この記事では、タオルにピンク汚れが発生する原因から、それを取り除くための具体的な方法、そして予防策までを詳しく解説します。もしピンク汚れが落ちない場合の新しいタオルへの買い替えのサインについても触れているので、ぜひ参考にしてください。
1.タオルのピンク汚れの原因
タオルを使っているうちに、いつの間にかピンク色に変色してしまうことは、よくあります。ピンク汚れの原因には、さまざまな要因が考えられますが、特に雑菌の繁殖や色移りが大きな原因となることが多いです。ここでは、タオルのピンク汚れが生じる原因について、詳しく解説します。
1-1.雑菌の繁殖
タオルのピンク汚れには、雑菌が関係している場合があります。タオルや衣類は濡れたまま放置すると菌が繁殖しやすくなるためです。カビの一種である酵母菌が皮脂汚れを養分にしながら繁殖すると、ピンクの色素を出します。
お風呂の掃除を怠った時に、タイル目地がピンクカビによってピンク色に変色している場合がありますが、タオルがピンク色に変色するのも同様の原因です。
バスタオルやフェイスタオルなど、タオルは主に濡れたものを拭く用途に使われることが多いため、菌が増えやすい状態が続きやすいです。菌が繁殖すると、ピンク汚れだけでなく生乾きの臭いがつくこともあります。
1-2.色移り
タオルがピンクに汚れる原因は色移りも考えられます。洗濯をする時に、赤や濃いピンクなど色の強いものと白物を一緒に洗うと、溶け出した色素がタオルに移ることがあるためです。購入したばかりの衣類は特に色落ちがしやすくなります。
色落ちにより白いものがピンクに染まった場合、菌が原因の変色とは異なり、元の色に戻しにくいのが特徴です。溶けた色素が繊維の奥まで入り込んで、なかなか落とすことができません。白いものは色物と分けて洗濯するといった対策で色移りの失敗を防げます。
2.タオルのピンク汚れを戻す方法
雑菌の繁殖が原因でタオルがピンクに汚れている場合、汚れを取り除く方法がいくつかあります。購入したばかりのタオルが汚れてしまっても、菌の繁殖による汚れなら取り除くことが可能です。ここからは、タオルのピンク汚れを戻す方法を2つ解説します。
2-1.酸素系漂白剤による漬け置き洗い
酸素系漂白剤を使用して漬け置き洗いをすると、ピンク汚れを取り除けます。
漂白力が高く、効果が強力な塩素系漂白剤に比べると、酸素系漂白剤は効き目が緩やかですが、除菌力が高く、色落ちの心配がないなどメリットがたくさんあります。
◆漬け置き洗いの手順
- 漂白剤をお湯に溶かす
洗面器やバケツに適量の酸素系漂白剤を投入します。40度から50度のお湯を注ぎ、漂白液を作ります。 - タオルを漂白剤に浸す
漂白剤が溶けたら変色したタオルなど洗いたいものを液に浸します。漬け置き洗いは繊維の奥まで漂白剤が行き届き、汚れの元にゆっくりと浸透します。 - 中性洗剤を使って洗濯する
漂白液ごと洗濯機に入れて、通常の洗濯と同様に洗います。中性洗剤を投入すると、漂白剤のアルカリ性成分をしっかりと洗い落とせます。
酸素系漂白剤を溶かす際は、お湯の温度を守りましょう。温度が高すぎるとタオル地の繊維に負担がかかり、生地を傷めてしまう可能性があります。
また、洗濯後はしっかりと乾かしてからしまうのが鉄則です。半乾きの状態だと再び菌が増殖する可能性があります。
2-2.煮洗い
タオルのピンク汚れを落とすには、煮洗いも効果的です。蓄積汚れは酸素系漂白剤を使用しても落ちない場合があります。煮洗いは高温で煮沸するため消毒の効果があり、鍋で煮るだけといった手軽な汚れ落としの方法です。
◆煮洗いの手順
- 鍋に水を入れ沸騰させる
汚れを落としたい洗い物が入る大きさの鍋を用意して、水を入れ、沸騰させます。 - ぐつぐつと煮る
洗い物を入れて一定の時間だけぐつぐつと煮沸します。色物は別に入れるのがおすすめです。 - もみ洗いで濯ぐ
生地に染み込んだ汚れをもみながら洗い流します。生地を鍋から取り出す際は、火傷を防ぐためにトングなどを利用しましょう。
煮洗いをする時は、事前にタオルの素材を確認しましょう。ポリエステルや化繊、シルク、ウールなど、綿以外の素材は高温に弱い場合があり、生地を傷めたり、シワが入ったりする可能性があります。製品の洗濯表示を確認するのがおすすめです。
また、重曹や洗剤を投入して煮洗いをする時は、鍋の素材に気をつけましょう。アルミ鍋は黒く変色する場合があるため、避けたほうが無難です。
3.タオルのピンク汚れを予防する方法
タオルのピンク汚れを予防するには、菌の繁殖を防ぐことが重要です。清潔にしていてもタオルにピンク色がつく場合は、色移りの可能性を防ぐこともポイントになります。ここでは、2つの解決法を解説します。
3-1.雑菌の繁殖を防ぐ
ピンク汚れを防ぐ方法は、雑菌の繁殖を抑えるのが最も重要です。雑菌は水分が多い状態を好みます。使用したタオルを湿気の残る浴室に放置する、手を拭いたタオルを取り替えずに使い続ける、などの行動が菌の繁殖を手伝うかたちとなり、タオルのピンク汚れを加速させます。濡れたタオルはそのままにせず、こまめに洗う習慣をつけましょう。
洗濯後、洗い終わったタオルを干さずに放置するのも厳禁です。湿気の多い洗濯槽の中はカビ菌の温床になりやすく、せっかく洗い流した菌を増殖させる原因となります。洗濯後はすぐに風通しの良い場所で洗濯物を広げて干したり、乾燥機にかけたりするのがおすすめです。
3-2.色移りを防ぐ
タオルのピンク汚れを防ぐには、洗濯方法に気を配る必要があります。色の濃いもの、明るい発色のものと一緒に洗濯するのは控えましょう。色素が水に流れやすいため、白いタオルと同じ水で洗えばすぐに色が移ります。
洗濯する時は同系色のものを一緒に洗うのが基本です。また、洗濯時にクエン酸か塩を一緒に入れて色止めをする方法もあります。水1リットルに対してクエン酸50cc、塩なら大さじ1杯を目安に投入すると効果的です。洗濯前にしばらく漬け置き、通常通り洗濯します。家庭にあるアイテムで色止め効果を実感できるのが大きな魅力です。
4.ピンク汚れが落ちないなら新しいタオルへの買い替えのサイン
どのような方法を試しても、ピンク汚れが落ちない場合はタオルが寿命を迎えたと考えられます。新しいタオルを買い替えるサインです。
いくら手を尽くしても、繊維の中に残る菌を完全に取り除けない場合があります。菌が残っていると、汗や水に濡れることでピンク汚れが再発するので気をつけましょう。
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まとめ
タオルのピンク汚れは、雑菌の繁殖などが原因で発生しますが、酸素系漂白剤や煮洗いを活用することで戻すことが可能です。また、タオルを毎回しっかり乾かし、他の色物と分けて洗濯することで、ピンク汚れを防ぐことができます。それでも汚れが取れない場合は、新しいタオルへの買い替えも検討しましょう。
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