トートバッグのサイズ表記は形状によって異なる
トートバッグと一言でいっても形状はさまざまです。マチがあるタイプもあればマチがないタイプもあります。こうした形状の違いによって、トートバッグのサイズの測り方は異なります。形状ごとで異なるトートバッグのサイズ表記は次のとおりです。
形状 | 本体サイズ表記(mm) | 本体サイズの見方 |
---|---|---|
船底タイプのマチ | W(横幅)×H(高さ)×D(マチ) 横幅には、マチの長さも含まれる |
W:左の端から右の端までの幅 H:バッグの口から底マチまでの高さ D:底マチの奥行き |
角底タイプのマチ | W(横幅)×H(高さ)×D(マチ) 横幅には、マチの長さが含まれない |
W:左の端から右の端までの幅 H:バッグの口から底マチまでの高さ D:底マチの奥行き |
マチがない | W(横幅)×H(高さ) | W:左の端から右の端までの幅 H:バッグの口から底までの高さ |
横にマチがある | W(横幅)×H(高さ) 横幅には、マチの長さが含まれない |
W:左の端から右の端までの幅 H:バッグの口から底までの高さ |
形状ごとに表記方法が異なるトートバッグですが、どの形状であっても持ち手部分は、持ち手幅×持ち手長さとして表記されます。
船底タイプの特徴
トートバッグの中でも底が船のような形状のアイテムは、船底タイプと呼ばれます。船底タイプのトートバッグは、バッグの上部よりも底の幅が狭いため、角底タイプよりも収納力が劣ってしまいます。一方、物を入れるとシルエットが丸くなり可愛らしい印象になるのが特徴です。
角底タイプの特徴
船底タイプに対して角底タイプのトートバッグは直線状の本体で、底に広いマチがあるのが特徴です。底のマチが広いため、収納面で優れています。しかし、角底タイプは一般的に複数の生地を使用するため、船底タイプよりも価格が高くなる傾向にあります。
マチがないタイプの特徴
マチがないタイプのトートバッグは、マチがない分、バッグに厚みがありません。そのため、多くの物は収納できませんが、封筒といった薄い物を簡単に持っていきたい場合などにおすすめです。
横にマチがあるタイプの特徴
横にマチがあるタイプのトートバッグは、バッグの左右に隠れるようにマチがあります。左右にマチがある分、容量が多く、収納力に優れています。なお、横にマチがあるタイプのトートバッグのサイズ表記にDと表記されている場合は、マチを広げた幅です。
持ち手のサイズ表記
トートバッグは持ち手が付いているため、バッグ本体とは別に持ち手のサイズも表記されています。持ち手のサイズは、持ち手の幅と長さが記されています。トートバッグの持ち手の長さは、用途に応じて選ぶようにしましょう。用途に応じたトートバッグの長さの目安は次のとおりです。
- 手さげで使用する:30cm前後
- ひじに掛けて使用する:40cm前後
- 肩に掛けて使用する(女性の場合):50cm前後
- 肩に掛けて使用する(男性の場合):55cm以上
手さげで使用する場合、30cm前後を目安としましょう。長すぎると底が地面についてしまうかもしれません。一方、肩に掛けて使用する場合は、持ち手が短すぎると窮屈で使用しづらいでしょう。そのため、女性であれば50cm前後、男性であれば55cm以上を目安とするのがおすすめです。
2wayタイプのトートバッグはさまざまな持ち方ができる
トートバッグの中には2wayタイプとして、複数の持ち手が付いている物もあります。2wayタイプのトートバッグであれば、持ち手の長さに応じて手さげとして使用することも、肩に掛けて使用することも可能です。そのため、荷物の重さによって持ち方を変えることができます。
よくあるトートバッグのサイズ
トートバッグはさまざまなサイズが発売されています。その中でも、A4、A3、A5が一般的なサイズです。ここではそれぞれの特徴や収納できるアイテムなどを紹介します。
書類などを入れやすいA4サイズのトートバッグ
A4サイズ(横210mm×縦297mm)は、コピー用紙やノートの一般的なサイズです。そのため、A4サイズのトートバッグは書類やクリアファイル、ノートの収納に優れています。マチがあるタイプであれば、収納容量が増えるため通勤や通学で使用しやすいでしょう。また、ちょっとした買い物のエコバッグとしても活用できます。
大容量のA3サイズのトートバッグ
A3サイズ(横297mm×縦420mm)はA4サイズの倍で、A4サイズのノートを開いたときの大きさです。A3サイズのトートバッグはA4サイズよりも横、縦とも長いため、マチ付きであればより多くの物を収納できます。
小物を入れるのに適したA5サイズのトートバッグ
A4サイズの半分ほどのサイズがA5(横148mm×縦210mm)です。そのため、A4サイズの物は収納しきれませんが、スマートフォンやA5サイズのタブレット、お財布などちょっとした小物を入れるのに適しています。
用途別のおすすめトートバッグのサイズ
トートバッグは、用途に応じて選ぶのがおすすめです。荷物が多い日や普段使い、ちょっとした外出など用途に応じたおすすめのトートバッグを紹介します。
旅行や荷物の多い日は大きめのトートバッグを選ぶ
旅行や荷物が多い日は、大きめのトートバッグを選びましょう。大きめのトートバッグは、一般的にLサイズと表記されています。具体的なサイズはトートバッグによって異なりますが、A3サイズ以上が大きめのトートバッグです。
大量の荷物を入れると手で持つのが難しくなってしまいます。そのため、たくさんの荷物を入れる予定があれば、持ち手は肩から掛けられる、もしくはひじから掛けられるほどの長さを選びましょう。
普段使いはA4サイズのトートバッグを選ぶ
普段からトートバッグを使用するのであれば、A4サイズのトートバッグがおすすめです。生地がしっかりとしていれば、ノートパソコンやタブレット、雑誌などを入れても持ち手が取れたり底が抜けたりするという心配をせずに多くの物を持ち運べます。
ちょっとした外出には小さめのトートバッグを選ぶ
近所のコンビニにちょっとした買い物に出かけるといった際におすすめなのが、小さめのトートバッグです。小さめのトートバッグはSサイズと表記されることがあり、A5サイズほどが一般的です。小さめのトートバッグは、少しの買い物以外にランチバッグとしても活用できます。
サイズと合わせて覚えておきたいトートバッグの素材
トートバッグを選ぶ際は、サイズ以外に使用されている素材についても確認しておきましょう。素材によって耐久性や軽さなどが異なるため、自分が使おうとしているトートバッグの素材にどのような特徴があるかを把握しておくことで、物持ちがよくなります。
キャンバス生地は耐久性に優れている
キャンバス生地は帆布としても知られています。キャンバス生地は太い糸で織り込まれているため、生地が厚く耐久性に優れているというのが特徴です。また、水に強いため雨の日でも使いやすいのも魅力です。キャンバス生地は使用年数の経過に応じたエイジングも楽しめます。
トートバッグに使用される綿素材は2種類
綿は肌触りがいいため、Tシャツや下着などに使われています。トートバッグにも綿は使用されることがあり、主にシーチング生地、ツイル生地という2種類が用いられます。それぞれの特徴は次のとおりです。
- シーチング生地:軽く持ち運びしやすいのが特徴
- ツイル生地:肌触りが柔らかくて光沢があるのが特徴
デニムは破れても縫い直して使える
デニムもトートバッグの素材として使用されます。デニムの特徴は耐久性に優れている点です。万が一、破れてしまったとしても縫い直せるため、長期にわたって使用可能です。キャンパス生地と同様、使用した年数に応じた色合いの変化が楽しめます。
ナイロンは軽量で耐久性に優れている
ナイロンは伸縮性、耐久性に優れている上に、軽量なのが特徴です。ナイロンを使用したトートバッグはビジネスシーンで用いられることがあります。しかし、ナイロンは熱への耐久性はないため、乾燥機やアイロンをかけてしまうと変形する恐れがあります。
伸びにくいジュート素材
麻の一種であるジュートもトートバッグの素材として用いられます。ジュートは通気性に優れている上に伸びにくい点がメリットです。また、土に埋めればバクテリアが分解するといったように、環境にも配慮された素材です。
まとめ
トートバッグのサイズ表記はバッグの形状によって異なり、よくあるトートバッグのサイズとしてはA4、A3、A5が挙げられます。また、持ち手の長さや幅もトートバッグではサイズ表記されます。持ち手の長さによって持ち方が変わるため、自分に合った持ち手の長さを比較して選びましょう。
サイズを把握してオリジナルのトートバッグを作成しよう
オリジナルのトートバッグの作成を検討している方はぜひご相談ください。
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