白衣は薬品が皮膚に付着するのを防いだり、医療資格を保持して従事していることの資格証明になったりとさまざまな役割を持ってます。医療機関では入院患者だけでなくお見舞いに来る方も目にするため、清潔かつ綺麗なものを着用していることが大切です。そこで医療従事者の方の中には、おしゃれでかっこいい白衣を着用したいという方もいるのではないでしょうか。
当記事では白衣を着用した後ろ姿に注目して、おしゃれでかっこいい白衣の特徴や着用するメリット、選び方などを解説します。
1.後ろ姿がおしゃれ・かっこいい白衣の特徴
白衣を選ぶとき、正面を向いた姿だけで決めていないでしょうか。院内で働いているときは意外と後ろから見られる機会も多いので、後ろ姿にも気を配って選ぶことが大切です。
ここでは、後ろ姿が素敵な白衣の特徴を紹介します。
1-1.シルエットがきれい
後ろ姿がおしゃれでかっこいい白衣の特徴として「シルエットがきれい」な点が挙げられます。ファッションで言うシルエットとは、衣類を着たときに現れる身体の輪郭・アウトラインのことです。
ただし、白衣には直線的なラインを描くもの、緩やかなラインを描くものなど多様なデザインがあり、見た人がスタイリッシュに感じるシルエットは1つではありません。今はバランスよく細身のラインを描くシルエットがトレンドで、「洗練されている」「素敵」と思われる傾向にあります。
白衣のシルエットが美しければ、体型も整っている印象を与えます。
1-2.体型にあっている
「体型にあっている」ことも、後姿がおしゃれに見える白衣の特徴です。着たときに適度なゆとりを持って身体にしっくりとなじみ自然なラインを描く白衣であれば、体型にあっています。体型にあった白衣はすっきりとしてスマートな印象を与えます。
反対に、白衣自体の形はきれいでも、着ている方の体型にあっていない場合はおしゃれに見えません。たとえば、小さくてパツパツにつっぱっているケースや、大きくて生地余りしているケースです。体型にあっていない白衣を無理に着ていると、物事に無頓着でだらしない人との印象を与えかねません。
白衣をおしゃれに着こなす際、体型にあっているかどうかはシルエットやデザインと同じくらい大切な要素です。
1-3.汚れがなく清潔感がある
後姿がかっこいい白衣の特徴として「清潔感がある」点も挙げられます。ただし、「清潔であること」と「清潔感があること」は必ずしもイコールではないので注意しましょう。
たとえば、きちんとクリーニングして汚れがついていなくても、シワやヨレがあったり毛玉がついていたりすると、清潔感なく見えます。体型にあっていない白衣を着ているときも、あまり清潔感があるように見えません。
汚れがないことはもちろん、シワやヨレもなくパリッとしていることが大切です。清潔感があると、健康的で爽やかな印象を与えます。
1-4.ワンポイント付いている
ワンポイントが入っている白衣も、おしゃれでかっこよく見えます。たとえば、袖の二の腕のあたりにベース生地と同系色の刺繍が入っていたり、バックスタイルにベルトがついていたりする白衣です。さりげないこだわりが感じられ、主張しすぎることもなく、洗練された雰囲気が感じられます。
注意点は、余分な装飾を排したシンプルなシルエットの中にワンポイントが入っているものを選ぶことです。あちこちに装飾が施されている白衣はごてごてして垢抜けない印象を受けることが多く、おしゃれに着こなすのは簡単ではありません。
2.後ろ姿がおしゃれ・かっこいい白衣を着るメリット
医療従事者が着る白衣は、患者さんやお見舞い客などに対して以下のような印象をもたらします。
- 清潔感
- 信頼感
- 安心感
- 明るさ
白は清潔感を強く感じさせる色です。また、白衣は医療のプロフェッショナルの象徴として、信頼感や安心感をもたらします。パリッとした白色から、明るさを感じる人もいるでしょう。
白衣はどれを着ても同じと考えている方もいるかもしれません。しかし、後姿がおしゃれでかっこいい白衣を着ると、以下のようなメリットがあります。
- 周囲が「颯爽として品格がある」「洗練されている」といったよいイメージを抱く
- 患者さんからの好感度や信頼感が増す
- スタイリッシュな格好をすることで自身の気分が上がり、仕事へのモチベーションがアップする
3.白衣(ドクターコート)の種類
白衣と呼ばれるメディカルウェアには、ドクターコートやスクラブ、ケーシーなど複数のアイテムがあり、それぞれ特徴が異なります。ドクターコートは、医師が着る丈の長いコートタイプの白衣です。スクラブはV字ネックで頭から被るタイプで、ケーシーは立ち襟と短い半袖が特徴です。
また、それぞれの種類でさらにさまざまな形のものが販売されています。たとえば、ドクターコートには以下のような種類があります。
- シングルタイプ:ボタンが一列に並ぶスタンダードなスタイルで、ダブルより一般的
- ダブルタイプ:ボタンが二列に並ぶタイプ
- 比翼タイプ:ボタンが見えないよう前立てを二重にしてある仕様で、主流ではないが現場によっては採用されている
- 袖口が絞れるタイプ:長袖で、袖口に紐やゴム、ボタンがついていてきゅと絞れるタイプ
メンズ、レディースでも分かれていますが、近年は男女共用のものも人気です。
4.白衣を選ぶときのポイント
白衣は勤務中に着る作業着です。同僚や患者さんに与える印象だけでなく、動きやすさや汚れたときの洗いやすさといった機能性、デザインなどにも注意して選ぶ必要があります。
そこで、ここでは白衣を選ぶときの注意点について解説します。
4-1.機能性
医療従事者であれば白衣は毎日のように着るいわば作業服のため、機能性は欠かせないポイントです。使用している素材や形によって、白衣に備わっている機能は以下のように異なります。
- 防汚加工されている
- 制菌作用がある
- 耐久性が高い
- 通気性がよい
- 吸汗速乾性に優れている
- ストレッチ性が高い
- 軽い
- 肌触りがよい
- 防臭効果がある
医療現場で着るため、衛生面を考えて防汚加工や制菌作用があるものを選ぶ事が大切です。防汚・制菌機能に加えて、自身が求める機能や仕事で必要な機能が何かを考えて備わっている白衣を選びましょう。
たとえば、動きやすさを求めるならストレッチ性が優れているものや軽いものが候補になります。長持ちするものを希望するなら、耐久性が高いものを選びましょう。汗をよくかくなら、通気性がよいものや吸汗速乾性の優れたものが安心です。
4-2.デザイン
デザインも大切なポイントです。現場できびきび動くためには、邪魔になる装飾がついていたり、見た目はおしゃれでも腕が動かしにくかったりする白衣は適切とは言えません。
そのため、働きやすさを考慮してデザインされた白衣を選ぶことが大切です。たとえば、ラグランスリーブの白衣は、着たときに肩回りや腕が動かしやすいでしょう。ラグランスリーブとは、首から脇にかけて斜めに生地の切り替えが入るデザインです。
「立体裁断」「動的裁断」といった説明が入っている白衣も、動きやすさを考慮して裁断されているのでおすすめです。
また、男性や歩幅が大きな女性は、後ろにスリットが入っている白衣がよいでしょう。スリットが入っていることで、歩くときに邪魔になりません。袖口にスリットが入っている白衣は、腕まくりが簡単にできて便利です。
4-3.サイズ
後姿がおしゃれでかっこいい白衣を着る場合、サイズも大切です。あっていないサイズの白衣を着るとシルエットが崩れて美しくないだけでなく、つっぱったりぶかぶかだったりして動作がもたつくことにつながりかねません。
そのため、ほどよくフィットするサイズの白衣を選ぶことが大切です。今着ている白衣のサイズ感がちょうどよいのであれば、サイズを測ってメモしておくと、購入する際の目安になります。
なお、MやLなど同じサイズ表記のものでも、メーカーによって実際の寸法は多少異なることがあります。選ぶ際はカタログやパッケージに記載されているサイズ表を確かめるようにしましょう。
まとめ
白衣は意外にも後ろから見られること機会が多いため、、後ろ姿にも気を配ることが大切です。後ろ姿がおしゃれかつかっこよく見えると、医療のプロフェッショナルの象徴として信頼感や安心感を相手に与えられるメリットがあります。
白衣を選ぶ際には、体型に合った機能性の高い動きやすい白衣を選びましょう。ワンポイントがついているなどデザイン性にもこだわった白衣であれば、おしゃれな印象を与えられます。
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